ヒーローインタビューでガッツポーズする大山悠輔(右)と佐藤輝明(カメラ・朝田 秀司)

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◆JERAセ・リーグ 阪神3xー2ヤクルト(18日・京セラドーム大阪)

 劇的な今季5度目のサヨナラ勝利で、京セラDのボルテージは最高潮に達した。まずは4番のサトテルだ。1点を追う9回1死、阪神・佐藤輝明内野手(27)が、カウント1―1から清水のフォークを完璧に捉え、右中間へ同点の29号ソロ。「強い当たりを心がけた結果、最高の結果になってよかった」。本塁打数でも森下と並び、打撃3部門でトップに立った。

 続く大山が試合を決めた。頼れる主砲の一発で同点に追いつき、反撃ムードが漂う中、同じく清水のフォークを振り抜いた。左翼席ポール際へ自身4度目となるサヨナラの14号ソロだ。球団で4度のサヨナラ弾は田尾、福留、新庄に並んで歴代3位。「やっぱり勝ったというところが一番よかったです」。チームメートに水をかけられながら、喜びをかみしめた。

 大活躍の中軸2人がそろってお立ち台に上がった。佐藤が「本当に心強いですし、なんとかしてくれる。これからもつなぐ意識でいきたい」と先輩に尊敬のまなざしを向ければ、大山も「常に打っているイメージ。負けないようにやっていますけど、勝てないので僕は僕なりの仕事ができれば」と頼もしい後輩をたたえた。2者連続の本塁打でサヨナラ勝ちは球団初。虎の強さを証明した。

 チームは劇的勝利でリーグ60勝一番乗りを果たした。貯金は今季最多タイの14で、2位・巨人とは同最大タイの3ゲーム差。最短で20日に優勝マジック29が点灯する。藤川監督は「本当にタイガースらしいゲーム。チームの結束力かなと思います。とにかく必死に戦っていきます」とナインに賛辞を送った。「明日も勝てるように頑張ります」と佐藤。球団史上初のセ・リーグ連覇へ向けて一気に勢いに乗った。(藤田 芽生)