【バレー男子】ティリ監督が日本代表に猛げき「ネーションズリーグは忘れろ!」13連勝記録、メダル届かぬも「成長の場」ロス五輪切符取りに集中
バレーボール男子日本代表が18日、都内でアジア選手権(9月4日開幕、北九州市立総合体育館)に向けた強化合宿を報道陣に公開した。同大会を連覇して、28年ロサンゼルス五輪の出場権をつかむ。
ロラン・ティリ監督は大一番へ「VNL(ネーションズリーグ)を忘れろ! VNLは過去」とチームにげきを飛ばした。6〜8月のネーションズリーグ(NL)では開幕12連勝で1次リーグを突破する新記録をつくるなど13連勝。しかしその後、2連敗でメダルに届かぬ4位に終わった。天と地を経験した大会を経て「VNLは学びの場であり、成長の場。トップスポーツの世界では、過去に成し遂げたことはカウントされないものと認識している。きたる試合は未来のことなので」とその意図を明かし、チームを引き締めた。
21年東京五輪では母国のフランス代表を金メダルに導いた名将だ。昨季、日本は世界選手権で1次リーグ敗退するなど苦しんだが、今季はチームとして成果を示しつつある。主将の石川祐希(ジラート)は「終わったことなので、VNLから学ぶことはあるが、アジア選手権は五輪の出場権が懸かっているので全く別物」と指揮官の言葉を受け止め、「必ず優勝して五輪の出場権を獲得します」と誓った。
28年ロサンゼルス五輪まで約2年。今回は規定が変わり、アジア選手権が予選を兼ねるため、異例の速さで五輪切符をつかむチャンスを得た。ティリ監督はロス五輪で56年ぶりのメダル獲得を目指す日本にとって、最短で獲得することは「五輪に向けてじっくり準備ができるし、出場権が獲得できなかった場合は常に出場枠争いに巻き込まれるので」と大きなアドバンテージであると力説。アジア選手権の1次リーグでオマーン、オーストラリア、バーレーンのいずれもランクで格下だが、データの少ないチームと対戦。2大会連続の頂点に立ち、ロスへの道を築く。
