デビュー戦3打席連発バエスの2戦目は5タコ3三振 歴史作った“借り物”スパイクは野球殿堂博物館へ
◇ナ・リーグ カージナルス11ー4カブス(2026年8月16日 シカゴ)
前日のメジャーデビュー戦で史上初となる3打席連続本塁打を放ったカージナルスの新人ジョシュア・バエス外野手(23)が16日(日本時間17日)、敵地でのカブス戦に「5番・左翼」で先発出場。5打数無安打3三振に終わった。
衝撃デビューから一夜明け、この日は快音がパタリとやんだ。初回の第1打席で中飛に倒れると、3回2死三塁の好機で迎えた第2打席は空振り三振。4回2死の第3打席も右飛に打ち取られ、6回2死満塁の第4打席では見逃し三振。8回2死二塁の第5打席も空振り三振に終わり、その裏の守備からベンチに下がり、途中交代となった。チームは11−4で連勝した。
バエスは前日15日(同16日)のカブス戦で待望のメジャーデビュー。第1打席から3打席連続本塁打を放ち、メジャー新記録を打ち立てた。
大リーグ公式サイト「MLB.com」によると、衝撃のデビュー戦で履いていたスパイクは米野球殿堂博物館に展示されることが決定。ただ、このスパイクはバエスの靴ではなく、チームメートであるブレーズ・ジョーダンのスパイクだった。
デビュー戦を迎えるにあたり、球場に到着したバエスの身なりが整っていなかったことから、チームメートのブライアン・トーレスが「デビュー戦であんな格好で出るわけにはいかない。ビシッと決めなきゃダメだ」と指摘。履いていたスパイクは汚れていたことから、サイズも適合するジョーダンの綺麗なスパイクをロッカールームで発見し、バエスに履かせたという。
ジョーダンが気付いた時にはすでにバエスはスパイクを履いていたそうで「事後報告」となったもののジョーダンも「いいよ」と快諾。さらに「持っておけよ。それは君のデビュー戦のスパイクなんだから」と返さなくてもいいことを伝えた。
ジョーダンのスパイクを履いたバエスはメジャーデビュー戦の第1打席で初球を本塁打にすると、そこから3打席連発とMLB史上初の快挙を成し遂げた。
歴史に残るデビューを飾ったことから、このスパイクは野球殿堂博物館に寄贈されることが決定。スパイクの内側には「Jordan」と記されており、ジョーダン自身も「バエスのおかげで、僕の名前も殿堂入りすることになった」と家族と笑って喜んでいるそうで「何があろうと彼にあげるつもりだったけど、あんな試合の後は、さらに特別なものになったね」と自身のスパイクが歴史に名を刻んだことが誇らしいと語った。
ちなみに本塁打ボールは最初の2本はバエスの手元に無事、戻ってきたものの、3本目のボールはまだ回収されていないという。

