スポニチ

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 イングランド・プレミアリーグは今月21日に開幕する。今夏の26年W杯北中米大会で2大会連続となる得点を挙げた日本代表FW前田大然(28)がスコットランド1部セルティックから2季ぶりに昇格したイプスウィッチに完全移籍するなど、世界最高峰リーグには過去最多9人の日本人が集結。昨季22季ぶりに優勝し、連覇を目指すアーセナルを軸としたタイトル争いにも注目が集まる。

 夢を現実にした韋駄天(いだてん)の戦いが始まる。前田はセルティックでの4年半を経て、「ずっと夢見てきた」というプレミアに初挑戦。「目標は全力で戦い、ゴールを決め、チームのためにアシストすること。持てる力の全てを出し切る」と新天地に加わった。オニール新監督の下、早速プレシーズンマッチ3試合にも左ウイングや2トップの一角などで先発。22日のサンダーランドとの開幕節に向けてギアを上げている。

 地元の期待は大きい。「Ipswich Star」は、元スコットランド代表MFでリーズやリバプールで活躍したガリー・マカリスター氏の「イプスウィッチは(ボーナス含め移籍金)1000万ポンドで非常に良い価値を得られるはずだ」と能力に太鼓判を押す言葉を紹介。左ポスト直撃のシュートを放つなど、いきなり存在感を放った実戦デビューの3部ワイコム戦後には、同僚DFからも「本当にエキサイティング」と称賛の声が上がった。

 26年W杯では、日本の16強入りを阻んだブラジルのFWビニシウスの打開力を見て痛感した。「個の力を付けないと、W杯でこれ以上、上に行くことはできない」。新天地での一日一日の積み重ねが、4年後の躍進につながると確信している。英BBCによると、クラブは今夏、昇格に向けてチェルシー、トットナム、アーセナルに次いでリーグで4番目に多い総額1億660万ポンド(約229億円)を費やし、10人の選手を獲得。注目される積極補強の実りは、前田の活躍にも懸かっている。

 ≪連覇狙うアーセナル 新体制マンC&リバプール≫連覇を狙うアーセナルを中心に、タイトル争いは混戦が予想される。昨季終盤、アーセナルを猛追したマンチェスター・シティーでは、クラブに10季で計20個のタイトルをもたらしたグアルディオラ前監督が退任し、マレスカ新監督が就任。MF遠藤航が在籍4季目を迎えるリバプールもMFウィルツやFWイサクらの大型補強が実らず5位で終戦した昨季を経て、スロット前監督からイラオラ監督に代わった。それぞれの“刷新”が吉と出れば、タイトル奪回への勢いが増しそうだ。

 一方で、DF高井幸大が所属するトットナムはかつてブライトン時代にMF三笘薫を指導したデゼルビ監督の下、チェルシーに次ぐリーグ2番目の大型補強を敢行。昨季17位からの大幅ランクアップが期待される。25年以降に欧州カンファレンスリーグなど3タイトルを獲得したクリスタルパレスは契約を延長したMF鎌田大地に加え、負傷からの再起を懸けるDF冨安健洋が新加入。9人の日本人選手からも目が離せない。