ストライクフォース世界ミドル級王座決定戦を争うフランク・シャムロックとフィル・バローニ

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6月20日(水・現地時間)、米国カリフォルニア州サンノゼ。23日に開催されるストライクフォースのプレスカンファレンスが、大会会場となるhpパビリオンで行なわれた。

 大会直前に流れたムリーロ・ニンジャとチャールズ・ベネット欠場の噂は杞憂に終わり、この日はニンジャも会見に出席した〔※〕。
メインでストライクフォース世界ミドル級王座決定戦を争うフランク・シャムロックと、フィル・バローニは舌戦を展開。バローニが「ケージのドアが閉まるまで、そうやってニコニコ笑っていればいい。ずっと笑っておけ、試合が始まり、気を失うまでな」と悪態をつくと、フランクは「舌のできは、僕よりいいみたいだ。君は僕よりも、ずっとズタズタになるだろう。とにかく、僕は必要なことしか話さない。でも、君は必要以上話したいようだね」とサラリとかわす。地元サンノゼで絶対に負けられない試合にも、フランクは非常に落ち着いているようだった。

当大会はストライクフォースの名称で行なわれるが、同じプロエリート系のEXCの合同興行の色合いも濃く、セミではムリーロ・ニンジャ×ジョーイ・ヴィラセニョールのエリート・エクストリーム・コンバット世界ミドル級王座決定戦がラインナップされている。「勝って、このベルトをゲーリー・ショー(プロエリートの要人の一人。プロボクシングの大物プロモーター)に捧げる」とニンジャが言えば、ヴィラセニョールは「厳しい戦いになる。なぜなら、俺は勝ってベルトを母に捧げるから。誕生日プレゼントとしてね」と言い返した。会見後、世界選手権に出場できることになったニンジャは、AKAジムで最終調整を行なっている。

 なお同大会では、PPバウト、PPVスウィンバウト、プレリミナリーバウトと計12試合が行なわれる予定で、PPVはショータイム系で、プレリミナリーバウトはエリート・プロのホームページでネット配信される。

メインとセミ以外の対戦カードは以下の通り

◆PPVバウト
ミドル級5分×3R
カン・リー(米国)
VS トニー・フリックランド(米国)

ヘビー級5分×3R
カーター・ウィリアムス(米国)
VS ポール・ブエンテロ(米国)

ライト級5分×3R
チャールズ・ベネット(米国)
VS ビクトー・“ジョー・ボクサー”バレンズエラ(米国)

◆PPVスィングバウト
ライト級5分×3R
ジョシュ・トムソン(米国)
VS ニック・ゴンザレス(米国)

ウェルター級5分×3R
ドゥエイン・ラドウィック(米国)
VS ポールデイリー(英国)

◆プレリミナリーバウト

スーパーヘビー級5分×3R
レックス・リチャーズ
VS スティーブ・ジェスター

ミドル級5分×3R
セス・クレインベック
VS サム・スペングレー

バンタム級5分×3R
アンソニー・フィグエロア
VS クリス・カリアソ

175契約5分×3R
ジェイソン・ヴォンフルー
VS ルーク・スチュアート

ウェルター級5分×3R
マイク・パイル
VS アーロン・ウェザースプーン


〔※〕追記:6月22日12:00
本記事には当初、ムリーロ・ニンジャとチャールズ・ベネットの二人が会見に出席したと記載しておりましたが、チャールズ・ベネットは欠席しておりました。お詫びの上、訂正をさせて頂きます。