元名古屋のストイコビッチが韓国代表監督に名乗り!暫定ではなく正式監督として長期を希望
ドラガン・ストイコビッチ氏が韓国代表監督に関心を示した。
韓国放送公社(KBS)は8月13日、ストイコビッチ氏とメッセンジャーを通じてインタビューを行ったと報じた。
ストイコビッチ氏は「韓国代表監督に関心があるのは事実だ」と明かしたほか、韓国サッカー協会(KFA)が推進している暫定監督の選任ではなく、「長期的にチームを率いること」にのみ関心があると語った。
アジア、欧州での実績現在61歳のストイコビッチ氏は、現役時代からアジアサッカーとの縁が深い。名古屋グランパスで7シーズンプレーし、華麗なプレーで“ピクシー”の愛称で親しまれた。現役引退後は同クラブでテクニカル・アドバイザーとしても活動すると、2008年に監督として本格的に指導者としてのキャリアをスタートさせた。
1年目に名古屋をリーグ3位に導き、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)出場権を獲得。2010年にはクラブをJリーグ王者に導き、リーグ最優秀監督賞にも選ばれた。翌2011年にはフジ・ゼロックス・スーパーカップも制した。
2013年まで名古屋を率えたあとは、しばらく現場を離れ、2015年に中国の広州富力(現・広州城足球倶楽部)の監督に就任。巨額の投資を行うチームではなかったものの、2016年にリーグ6位、2017年に5位と好成績を残した。しかし、2019年シーズンは12位に終わり、2020年1月にチームを退任した。

代表監督としても大きな実績を残している。2021年2月にセルビア代表監督に就任し、初めてA代表の指揮を執った。最も印象的だったのは、2022年カタールW杯欧州予選だ。
セルビアはポルトガルと同じグループに入ったものの、予選を5勝2分け無敗で終えた。首位を決めるポルトガルとの最終戦では、アウェーの地で先制点を許したものの、ドゥシャン・タディッチの同点ゴールと、アレクサンダル・ミトロビッチが決めた決勝ゴールで2-1で勝利。ポルトガルを抑えてグループ首位となり、W杯本大会へのストレートインを決めた。
しかし、本大会では期待に応える結果を残せなかった。ブラジル、カメルーン、スイスと同じG組に入ったセルビアは、ブラジルに0-2で敗れ、カメルーンとは3-3で引き分けた。最終戦ではスイスに2-3で敗れ、1分け2敗のグループ最下位で大会を終えた。
ストイコビッチ氏はW杯後も続投し、ユーロ2024予選ではセルビアをグループ2位に導き、本大会出場を決めた。セルビアがユーゴスラビア時代以降、24年ぶりに欧州選手権の本大会出場を決めた瞬間だった。
この実績が評価され、2024年5月にはセルビアサッカー協会との契約を2026年まで延長。ユーロ2024本大会ではイングランド、スロベニア、デンマークとC組に入り、2分け1敗で再びグループリーグ敗退となった。
セルビア代表との関係は2025年まで続いた。2026年北中米W杯予選でライバルのアルバニアにホームで敗れ、本大会出場の可能性が揺らぐと、同年10月に監督を退任。現在は休養中だという。
興味深いのは、韓国代表との縁が今回が初めてではないことだ。2024年7月にも、ストイコビッチ氏が韓国行きを望んでいるという話が浮上。それから約2年が経ち、韓国代表監督就任の可能性が再び浮上している。
現在の韓国サッカーについて言及ストイコビッチ氏は、強みとして自身のアジアでの経験を挙げた。「アジアで仕事をした経験は十分にある。現地の文化や考え方をよく理解しているし、現地での生活や文化に適応することにも何の問題もない」と語っている。
実際、日本では選手として7シーズンを過ごし、名古屋では監督として6年間、中国でも数年間にわたって指導者として活動した。単にアジアサッカーを経験したというだけでなく、長期間にわたって現地の文化やリーグ環境の中で生活してきた経歴を持つ。

また、韓国代表の戦力についても評価している。ソン・フンミン、イ・ガンイン、ソル・ヨンウ、オ・ヒョンギュらの名前を挙げ、「良い成績を残せるポテンシャルと才能を持った選手たちで構成された、とても野心的なチーム」と評した。
韓国で実際に生活しながら指揮する意思も明確にしている。「ソウルに住むことができるのであれば、韓国で暮らすことも問題ない」としたうえで、「自分の指導法には当然自信がある。韓国サッカーを再び最高のレベルに引き上げる自信がある」と強調した。
先の北中米W杯で韓国がベスト32進出を逃した理由についても、自身の見解を示した。「スタートは良かったが、その後は集中力が落ち、チームの結束にも問題があるように見えた」と分析。一方で、内部事情を知らないまま性急に結論を出すことには慎重な姿勢を示している。「内部で正確に何が起きているのか分からないので、軽々しく断定することは難しい」として、選手たちの自信を取り戻すことが最優先だと指摘した。
そして、家宅捜索や性接待疑惑などをめぐって混乱が続いているKFAの状況についても把握していると言及。「ゴタゴタについては知っている。どの国の協会にも問題はある。私はそれほど気にしていない。誰かが必ず問題を解決すると思っている」と語った。
Jリーグ制覇やアジアでの指導経験、ポルトガルを抑えてW杯本大会にストレートインした実績、セルビアを24年ぶりの欧州選手権本大会出場に導いた実績を持つ一方で、W杯とユーロの本大会ではグループリーグ突破を果たせなかったという課題もあるストイコビッチ氏。
来年1月のアジアカップを前に、KFAが行う正式監督の選考手続きに応募書類を提出する予定だという。暫定監督は望んでいないとされているだけに、KFAがラブコールに対して、どのような判断をするのかに注目が集まる。
(記事提供=OSEN)

