「100万円が手に入ったらどう使う?」Z世代とバブル世代のお金の使い方に「世代間ギャップ」
新NISAの拡充などを背景に資産形成への関心が高まる中、お金の使い方や情報収集の手段は世代によって違いはあるのでしょうか。合同会社WOZ(東京都渋谷区)が実施した「Z世代とバブル世代にみる資産形成の情報と価値観」に関する調査によると、Z世代は「SNSで情報を集め、タイパを意識しながら体験にも投資する」バランス型のスタイルであるのに対し、バブル世代は「ニュースや金融機関を参考にし、預貯金や株式投資で堅実かつリターンも狙う」スタイルであることが分かりました。
【グラフ】もし今、100万円が手に入ったらどう使う?(調査結果)
調査は、預貯金や投資などで資産形成を行っている20〜30歳(Z世代)の会社員、および55〜60歳(バブル世代)の会社員(各520人)を対象として、2026年6月にインターネットで実施されました。
まず、「現在行っている資産形成・運用の方法」を尋ねたところ、どちらの世代も「預貯金」(Z世代69.2%、バブル世代87.9%)が最多でしたが、バブル世代では9割近くと特に高く、堅実さが目立ちます。
また、Z世代の6割以上が「NISA」(同61.0%、49.3%)を活用しているのに対して、バブル世代では約半数が「株式投資」(同38.9%、52.7%)を行っており、世代間で選ぶ手法に違いが見られました。
月々の収入から「資産形成に回す割合」については、両世代ともに「収入の10%未満」に抑えている層が主流(預貯金・投資ともに全体の約半数〜6割)という結果になりました。
続けて、「資産形成で最も重視していること」を聞いたところ、両者ともに「元本を減らさないこと」(同34.4%、47,3%)を最優先としつつも、Z世代は「手間をかけないこと(タイムパフォーマンスや利便性)」(同29.2%、15.6%)を、バブル世代は「高いリターンを得ること」(同22.3%、19.8%)を重要視する傾向が見られました。
お金の使い道に関する価値観でも、興味深いギャップが浮き彫りになりました。
「もったいないと感じる出費」について聞いたところ、Z世代は「各種手数料」(同41.9%、47.3%)、バブル世代では「ゲーム課金」(同32.3%、53.3%)がそれぞれ最多となりました。
さらに、「もし今100万円が手に入ったらどのように使いますか」という質問に対しては、いずれの世代も「投資」(同48.3%、52.1%)が最多に。
次点は回答が分かれ、Z世代は「趣味や旅行などの体験」(同37.3%、34.4%)、 バブル世代では「銀行預金」(同29.0%、38.3%)が挙がりました。
次に、「お金や投資の判断に、最も影響を与える情報源」を聞いたところ、Z世代は「SNS(X、Instagram、TikTokなど)」(同25.8%、3.7%) を第一の入口としつつ、ニュースや金融機関の情報も併用。
一方、バブル世代では「ニュースサイト・アプリ」(同16.4%、26.9%)や「金融機関」(同15.4%、23.3%)など、裏付けを取りやすい情報源を信頼する傾向にあるようです。
他方、「お金や投資について誰かに相談することはハードルが高い」(65.4%)とした人は6割を超え、資産形成を実践している人であっても、お金に関する話題を周囲に相談しづらい実態が浮き彫りとなりました。
