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 NBAのレイカーズが、米実業家のジョシュ・クシュナー氏(41)とボブ・アイガー氏(75)に125億ドル(約2兆円)で売却されることで合意したことが分かった。11日(日本時間12日)、米スポーツ局「ESPN」が複数の関係者の話として報じた。NBA球団の売買としては史上最高額となる。

 昨年ドジャースのオーナーでもある実業家マーク・ウォルター氏が、バス家から当時の球団評価額約100億ドル(約1兆4700億円)という記録的な金額でチームの支配権を取得。同年10月にNBA理事会が買収を全会一致で承認し、ウォルター氏が筆頭株主となっていた。

 ESPNによると、今回クシュナー氏とアイガー氏はラスベガスでの拡張計画に関わっていたが、驚くべきことに方向転換でレイカーズ買収をするという積極的な提案に踏み切ったという。今回の買収額は125億ドルでNBA球団の買収額として史上最高となる見通し。昨年の約100億ドルという評価額から25億ドルも上昇する形となり、世界屈指の人気を誇る名門球団の資産価値の高さを改めて示す異例の大型取引となる。

 そして米スポーツ専門サイト「ジ・アスレチック」よると、クシュナー氏は金曜日にウォルター氏に連絡を取り、週末にかけて取引は急速にまとまったという。この売却は投資家としてのウォルター氏にとって大きな成功であり、レイカーズの評価額はわずか14ヶ月で100億ドルから125億ドルへと急上昇した。関係者によると、ウォルター氏は必ずしも売却を考えていたわけではなく、クシュナー氏とアイガー氏からのオファーがあまりにも魅力的だったため、断ることができなかったのだという。

 さらにウォルター氏の投資ポートフォリオが連邦捜査の対象となっていることも報じた。連邦検察は、ウォルター氏が支配する2つの保険会社と、ウォルター氏が出資しCEOを務めるグッゲンハイム・パートナーズにおける金融不正の有無を調べている。ブルームバーグによると、連邦捜査官は昨年9月、ウォルター氏の携帯電話とノートパソコンを押収した。捜査の初期段階では、ウォルター氏の持ち株会社TWGグローバルと、アブダビ政府系ファンド傘下のムバダラ・キャピタルとの取引も焦点の一つとなり、TWGへの総額100億ドル規模の投資を巡って、ムバダラ側が企業評価について誤解させられていなかったかを検察当局が調べていたという。ただし、現在もこの点について捜査が続いているかは不明としている。

 なお、球団関係者によると、今回のレイカーズ売却が、ウォルター氏が支配株主を務めるMLBドジャースでの立場に影響を与えるとは予想されていない。今回の取引で売却対象となるのはレイカーズのみで、ウォルター氏は今後もドジャースの支配株主として球団経営に関わっていく見通し。近年、豊富な資金力を背景に積極的な大型補強を続けてきたドジャースの経営方針や補強戦略にも、現時点で大きな影響はないとみられている。