3回1死、近本光司(手前)に先制のソロ本塁打を打たれ肩を落とす山崎伊織(カメラ・中島 傑)

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◆JERAセ・リーグ 巨人1―9阪神(11日・東京ドーム

 巨人が阪神との同率首位攻防戦の初戦に4被弾で完敗し、2位に転落した。先発の山崎伊織投手が3回に近本&森下にソロを浴びて2点を先制されると、1−2の6回に悪夢が待っていた。無死から佐藤と大山に連続四球を与えピンチを招くと、前川の適時二塁打など4点を追加され6失点KO。9回には佐藤に2ランを浴びるなど結局、4被弾9失点。打線も4回にダルベックの19号ソロで反撃したが、村上頌樹投手に抑え込まれた。

 東京ドームに悲鳴と歓声が交錯した。天王山にふさわしい緊迫したムードの中、1−2で迎えた6回。山崎が先頭の佐藤に粘られ、9球目で四球を与えた。続く大山にも四球を許し、無死一、二塁。ここで阪神ベンチの藤川監督は送りバントではなく、強攻策を選択した。右腕の内角を狙った直球がシュート回転で甘く入ると、前川に左中間への適時二塁打を浴びた。続く坂本からは三振を奪ったが、なおも1死二、三塁。元山に対し、少し浮いたフォークをとらえられると、ライナー性の打球が前進守備だったセンターの頭を越えた。

 この適時三塁打で2点を追加されたところで、山崎は降板。2番手の田和廉投手が2死後に、暴投で6点目を失った。さらに7回、森下にこの日2発目となる27号ソロを被弾。ダメ押しの7点目を奪われた。

 一発攻勢に泣いた。山崎は0−0の3回1死、近本に2戦連発となる2号先制ソロを浴びた。初回、2回と直球で押して無失点に抑えていたが、近本に対しては胸元を狙った直球が、真ん中高めに甘く入った。さらに2死後、森下に26号ソロを被弾。虎自慢の上位打線に2点の先制パンチを浴びた。

 巨人打線もホームランで反撃した。4回にダルベックが左越え19号ソロ。首位攻防戦で頼もしさを増す助っ人砲が、阪神戦で今季8本目となるアーチで、1点差に迫った。村上には7月26日にも完封負けを喫したばかり。苦手の右腕から5月1日の対決以来、実に24イニングぶりの得点を奪ったが、後が続かなかった。

 5回までは1−2のまま緊迫した投手戦を展開。次の1点をどちらのチームが取るかが大きなカギとなっていたが、勝負どころの6回に山崎が猛虎打線の4&5番への連続四球から崩れるなど、根比べに負けた。結局、村上から8回まで追加点を奪えず。右腕に対し3連敗となった。

 9回には、3番手の代木が佐藤にトドメの看板直撃2ランを浴びた。結局、阪神打線に4被弾など9失点。終わってみれば大敗となった。

 首位攻防の初戦に敗れたが、「逆転勝ち」は今季の巨人を象徴するキーワード。真夏の天王山。反撃のチャンスはまだ2試合ある。