「Steam Machine」はSteamを運営するValveが開発したゲーミングPCです。OSはLinuxベースの「Steam OS」を採用しており、ゲームをプレイするだけでなくデスクトップモードに切り替えて文書作成や画像編集といったPC作業を行うこともできます。デスクトップPCとしての使い心地が気になったので、各種アプリのインストール手順を確認したりベンチマークテストを実行したりしてみました。

Steam Machine

https://store.steampowered.com/hardware/steammachine

Steam Machine - KOMODO STATION

https://komodostation.com/product/steam-machine_jpy/

Steam MachineはSteamライブラリに存在するゲームのプレイを前提としたゲーミングPCです。Steam Machineでゲームをプレイするレビュー記事は以下のリンク先で確認できます。今回はデスクトップモードでPCとして使ってみます。

「Steam Machine」をセットアップしてゲームをプレイしてみたよレビュー - GIGAZINE



デスクトップモードに切り替えるには、Steamメニューを開いて「電源」をクリックします。



「デスクトップに切り替え」をクリック。



数秒待つと、以下のようにデスクトップ画面が表示されます。OSはWindowsではなくArch Linuxベースの「Steam OS」です。「LinuxベースのOS」と聞くと難しそうに感じますが、Steam OSはKDE Plasmaというデスクトップ環境を搭載しており、マウスやキーボードを使ってWindowsに似た操作感で使うことができます。



「Discover」というアプリストアから各種アプリをインストールできます。Discoverを起動するにはタスクバーの赤枠で囲ったボタンをクリック。



これがDiscoverのホーム画面です。ウェブブラウザの「Firefox」、メディアプレーヤー「VLC」、音楽アプリの「Spotify」、画像編集アプリの「GIMP」など多種多様なアプリがラインナップされています。



各アプリの個別ページを開いて画面右上の「Flathubからインストール」をクリックするとアプリをインストールできます。



Firefoxを起動してGIGAZINEを開くとこんな感じ。



GIMPで画像編集することもできます。ブラウザや画像編集アプリを使えるので、「ゲームプレイ中にスクリーンショットを撮影して、スクリーンショットを加工してゲームブログを投稿する」といった操作をSteam Machine1台で実行できます。



ベンチマークテストアプリ「Geekbench 7」のLinux版を使ってSteam Machineの性能を測定してみました。



システム情報はこんな感じ。CPUは6コア・12スレッドの「AMD Custom CPU 1772」で、メモリ容量は15.23GBと認識されていました。



ベンチマーク結果は以下の通り。CPUのシングルコアスコアは2341で、マルチコアスコアは9305でした。



シングルコアスコアはAMD Ryzen 7 8700GやIntel Core Ultra 7 255Hと同等。



マルチコアスコアはAMD Ryzen 7 8840UやIntel Core i9-9900Kと同等です。



Steam OSはArch LinucベースのOSであり、以下のコマンドを実行することでパッケージマネージャー「Pacman」を用いてArch Linux向けのパッケージをインストール可能になります。ただし、公式ヘルプによると、Flatpak以外の形式のアプリはOSのアップデートで消去される可能性があるとのことです。

passwd
sudo steamos-readonly disable
sudo pacman-key --init
sudo pacman-key --populate archlinux
sudo pacman-key --populate holo