[8.7 J1第1節 横浜FM 3-4 鹿島 MUFG国立]

 日本代表の森保一監督が7日、J1開幕節の横浜F・マリノス対鹿島アントラーズ戦の視察後、報道陣の取材に応じ、プロ初ゴールなど衝撃のプロデビューを果たした16歳のFW三井寺眞に言及した。

 2010年生まれの三井寺は左サイドハーフで先発し、16歳4か月5日で史上最年少の開幕スタメン。前半7分には右からのクロスに反応してゴール前まで走り込み、ワンタッチで合わせてプロ初ゴールを記録した。その後も左サイドで攻撃の中心を担うと、さらに2ゴールの起点となり、全3ゴールに絡んでいた。

 森保監督は「鹿島は(18歳の)吉田湊海が出ていて、マリノスは三井寺くんが出ていて、10代の選手もチームの中に融合して出るという両チームの監督の采配もすごく面白いなと思って見ていた」と振り返りつつ、三井寺の活躍について「得点も決める、演出もする、素晴らしい活躍をしていると思った」と称えた。

 さらに森保監督は「16歳の子が……“子が”というと失礼ですね。10代の選手でもこのプロの世界でやれるんだということを物おじすることなく思い切って出し切って、同世代の選手たちに俺たちもできるんだということを示してくれた。Jリーグ、日本国内に若い選手はいっぱいいるんだぞということをアピールしてくれた。ハツラツとしたプレーがすごくよかった」と笑みを見せた。

 その一方、A代表への早期招集について問われると「期待としては将来楽しみだなと思えるプレーだが、今の代表選手と同等かというと皆さんが厳しい目で見てほしい。話題と実力(のバランス)、そこも含めて日本サッカーが上がっていかないといけない」と慎重な構えを見せた。

 続けて「ただ、気持ちとしては多くの選手に代表でプレーしてほしいなと思っている。代表で戦う、国を背負って国際試合を戦うことで基準が変わってくるところもある。より高い基準のなかでたくさんの選手に経験してもらいながら日本サッカー全体のレベルが上がってくれると嬉しい気持ちでいる」と若手の育成を促しつつも、「ただ、そこは国の代表なのでしっかりと今のトップ、そこまでギリギリ来ていて可能性のある選手ということでこれまで通りに選んでいきたい」と選考方針を述べた。

(取材・文 竹内達也)