鹿児島読売テレビ

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 熊本地震で県内の観光にも大きな影響が出ています。鹿児島市のホテルではかき入れ時に宿泊のキャンセルが相次いでいます。そうした厳しい状況の中、熊本地震の被災者を無償で受け入れるホテルもあります。

 被災者を無償で受け入れる取り組みを始めたのは鹿児島市のホテル「マリンパレスかごしま」です。

 熊本地震の後、交通機関の運休などで367人分の宿泊キャンセルがありました。主に福岡や熊本などの観光客のキャンセルで、8月は、宿泊者数全体の約15パーセントに上るということです。

 大きな影響が出ていますが、7月30日から被災者の受け入れを始めました。実は10年前の熊本地震の時にも行っていて、1102人の被災者に無償で宿泊を提供しました。

 その時から大切に保管してきたものが…。

(マリンパレスかごしま・福久純総支配人)
「10年前に熊本地震の被災受け入れをした際の、お客様の残したアンケート」

 過酷な避難生活の中、久しぶりに快適に生活できたことの感謝がつづられています。

(10年前の被災者)
「地震発生後、度重なる余震の影響にて子供が揺れに敏感になっており、熊本を離れストレス解消が必要と思いました。久々に気持ちが安らぎました」

 10年前のことを思い出し、今回もすぐに被災者の受け入れを決めたそうです。

(マリンパレスかごしま・福久純総支配人)
「帰る際本当にありがとうございましたと心から伝えられる皆様の姿を振り返った」

 ホテルの客室はすべてオーシャンビューで、和室や和洋室の部屋も備えています。

(仁田尾美菜キャスター)
「太陽の光がいっぱい入って凄く明るい客室。広い窓からは錦江湾と桜島を眺めることができる」

 最上階には天然温泉があります。

 熊本地震の発生から4日で1週間。

 八代市や宇城市など大規模な断水が続いているところも多く、さらに厳しい暑さが避難生活に追い打ちをかけています。

(マリンパレスかごしま・福久純総支配人)
「猛暑、酷暑の中で過酷な避難生活を送る方々に支援ができたら。逆の立場だったら正直辛い。それを我慢して復旧復興に向けて努力されていると感じる」

 宿泊客のキャンセルに見舞われながらも「被災者の力になりたい」と取り組んでいます。