YouTubeチャンネル「わんみん | 高専生・大学生のための数学解説」が「今週の微分方程式 #152 難易度:星1」を公開した。動画では、一見複雑に見える微分方程式を「積分因子」を用いて最速で解く方法を解説している。

今回取り上げられたのは「x^2 y' + 2xy + 1 = 0」という微分方程式だ。講師のRitsuki氏は「どういう形なのかをちゃんと確認する」ことが重要だと語る。具体的には、方程式の両辺をxの2乗で割り、y'の係数を1にする標準形に変形する。これにより、この方程式が「1階線形微分方程式」であることが明らかになる。

線形微分方程式には様々な解法が存在するが、Ritsuki氏が「一番速いと思っている」として紹介したのが「積分因子」をかける方法だ。今回の式では、計算によって導き出された積分因子「x^2」を両辺にかける。一見すると元の式に戻るだけのように思えるが、この操作によって左辺の最初の2項が「(x^2 y)'」という微分の形にまとまることが大きなポイントとなる。微分の形にまとめることで、方程式は「(x^2 y)' = -1」という極めてシンプルな形に変化する。

あとは両辺をxで積分するだけで、容易に一般解を導き出すことができる。積分因子を用いることで、複雑な式を一気に計算しやすい形へと変貌させる鮮やかな解法が示された。

Ritsuki氏は、問題によっては解法が指定される場合もあるため、「何の方法でも解けるようにしてほしい」と締めくくった。式の形を正確に見極め、適切なアプローチを選択するという数学の基本を改めて確認できる、学生にとって実りの多い解説となっている。

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