同じように働いているのに、資産が増えている人と増えていない人がいる。給料が急に上がったわけでもないのに、なぜかそんな差が広がっているように感じているのだろうか。各種調査でも、世帯の金融資産は全体として底上げされ、資産をほとんど持たない層が減る一方で、まとまった資産を築く層が着実に増えているとされる。物価や社会保険料の負担が重くなる中で、それでも資産を伸ばしている人たちがいるとしたら、その理由を知りたくなるのではないか。
 
不動産投資アドバイザーの木村洸士氏は、こうした資産格差の背景には投資の存在があると指摘する。株式や投資信託の広がりで恩恵を受けた人がいる一方、値動きの大きい銘柄を狙って当て続けるのは容易ではなく、大きな下落局面も繰り返されてきた。木村氏はここで、値動きが比較的穏やかで再現性が高いとされる不動産投資に着目する。実際にこの分野へ踏み出している人の数は、株式や投資信託に比べてまだ限られており、参入のしにくさが裏を返せば競合の少なさにもつながっているという見方を示す。
 
動画では、自己資金を抑えながら融資を活用して物件を持つという発想が中心に据えられる。まずアパートを例に、公庫や信金、ノンバンクといった選択肢を踏まえ、初心者や会社員であっても融資を受けられる考え方が語られ、購入費用の大半を借入で賄うことで自己負担を諸費用程度に抑えられる仕組みが紹介される。返済の原資を給与ではなく物件そのものが生む収益に置くという発想の転換こそが、この投資の核心にあるという。さらに地方の古い戸建てのような掘り出し物件を対象に、価格交渉やリフォーム資金の工夫を重ねることで、より少ない元手で収益を生み出す手法にも触れられている。
 
動画の後半では、実際に少額の元手で戸建てを取得した事例が紹介され、千葉県や茨城県、栃木県、福岡県など地方都市で百数十万円から200万円ほどで物件を持つに至った受講生の実例が語られた。会社員でも実践できるという再現性の高さが、少ない自己資金からどのような資産形成につながっていくのかを考えさせられる内容だ。

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