上沼恵美子が語る 長男の壮絶いじめ問題に立ち向かい「感情のままのろくでもない母」から「成長できた」
タレント上沼恵美子(71)が自身のYouTubeチャンネル「上沼恵美子ちゃんねる」を更新。故郷・淡路島のホテルで姉らと親子論を語り合った。
22歳で結婚してから半世紀、「母の役割が一番しんどかった」としみじみ。2人の息子を持つ上沼は「子育てはしんどい、思い通りにいかない」と、いじめにあう長男のために奔走した当時を振り返った。
「上の子は気の弱い子で相当やられた。私も23歳で産んだ初めての子やから母としての余裕もなかった」と上沼。息子への壮絶なイジメ、そのたび助けに入ったことを語り、弱々しい息子を見ると「切なくなる。私は小っちゃい時、気強くて“親分”やったから、(息子を)情けなく思ってしまうこともあった」と、当時の複雑な心境を打ち明けた。
震える息子に口調がキツくなることも。「いじめた子らへの怒り、いじめられた息子への怒りやねん。ほんまろくでもない母やったわ。感情のまま」と回想。「担任の先生も“お母さん、ちょっとキツイんちゃいますか?”って。先生が息子の横を通ったら、こないする(手をかざして身を引く)って。“お母さん、家で殴ってるんちゃいますか?”って。殴ってない!殴ってないけど、なんかビビってるんやろうな。萎縮させてたのは私なんかも分からん」と反省した。
それでも気弱で優しい長男に代わって、いじめっ子やその親、時には解決に消極的な教師とも対峙した上沼。「息子や娘がいじめられて、AIに相談する親もいらっしゃるでしょうが、ある程度は戦ってあげてくださいね。(いじめで)命落とす場合もあるからね。便利なAIは使ったらええ。でも、戦わなあかんときは戦わなあかん」と助言した。
いじめはエスカレートし、ある日、長男の部屋に5人ほどがやって来てすぐに退出。様子を見に行くと息子は泣き、「引き出しの5000円持って逃げられた」と話した。5人の親に電話すると、母親らが上沼宅に乗り込んできた。言い争いになり、解決せず。だが長男の卒業間近に開かれた小学校のバレーボール大会で、かつて乗り込んで来た母親のうち4人が上沼を呼び出し、「あの3日後に子供が認めた。当時はバツ悪くて言えなかったけど、本当に申し訳なかったです」と謝罪してきたという。
上沼は「私はちょっと泣いた。3日後に分かったならすぐ謝って来いよ、とは思わんかった。最後の最後、卒業前に言いに来た勇気は素晴らしいなあと思って。いい形で卒業できたなと思ってるし。立派なお母さん方ですよ」と溜飲を下げた。「子供を通じていろんなことを教えてもらう。戦って母親やって、自分も成長できた」と実感を込め、「AIは言うても機械や。親は子にとって血の通った一番の味方(であるべき)」と呼びかけていた。

