『VIVANT』撮影現場での福澤監督(写真:本誌写真部)

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テレビ制作現場での相次ぐハラスメント告発が波紋を広げている。

『夫婦別姓刑事』(フジテレビ系)での佐藤二朗(57)と橋本愛(30)を巡るトラブルに続き、日曜劇場VIVANT』(TBS系)の制作現場でも、パワーハラスメントが訴えられていたことが明らかになった。

7月13日の「週刊女性PRIME」によると、『VIVANT』シリーズの福澤克雄監督(62)が、現場のスタッフからパワーハラスメントを訴えられ、福澤監督は一時、撮影現場を離れていたという。TBSは各社の取材に対して「パワーハラスメントに該当する撮影現場での言動が認められ、厳正に人事上の措置を行った」とパワハラに該当する言動が認められたと明かした。

同誌によれば、海外パートの撮影が終わり、昨年の夏から始まった日本での撮影中、福澤監督は現場の若手スタッフからパワハラを訴えられてしまったという。

そんななか、本誌は『VIVANT』のロケへ参加していた関係者から、当時の現場の“殺気立った様子”について証言を得た。

「ドラマ撮影では監督は、インカム(ヘッドセット型トランシーバー)を通じて助監督、カメラマン、照明、音声など各スタッフへ素早く的確な指示を出すのが通常です。でも、福澤監督は190センチを超える大柄な体格で、慶應義塾大学ラグビー部出身というバリバリの体育会系。インカム越しの怒声は周囲にも聞こえるほど大きく、そのたびに現場全体へ緊張が走っていました。

『何でしてないんだよ。何度も同じ事言わせんな』『お前はもういい。邪魔だから帰れ!』といった厳しい言葉も飛んでいました。また、スタッフに機材や小道具を取りに行くよう指示する場面でも厳しい怒号が飛び交い、福澤監督の怒鳴り声が聞こえるたびに、現場全体の空気が張り詰めるのを感じました」

本誌は昨年7月下旬、都内の神社で行われていた『VIVANT』のロケを目撃していた。主演 の堺雅人(52)がうだるような暑さの中でもスーツを着込んで懸命に演技に臨んでいた一方で、スタッフたちは慌ただしく動き回り、終始張り詰めた空気が漂っていた。

VIVANT』は海外ロケも敢行するなど、日本のドラマとしては異例のスケールを誇る大型プロジェクト。多くのスタッフが関わる現場だけに、監督の一言一句が現場全体の空気を左右していたようだ。

一方で、福澤監督は『半沢直樹』シリーズや『下町ロケット』(’15年)、『ドラゴン桜』(‘21年)など数々の人気作品に携わってきた人物として知られる。

「現場では妥協を許さない演出スタイルで知られ、作品を良くしたいという思いの強さを尊敬する俳優たちも少なくありません。なにより監督自身が一番働き、1週間ほどベッドで横にならないのもザラなのだそうです。それだけに、周囲にも厳しい姿勢が求められていたようです」(テレビ局関係者)

ヒットメーカーの熱量は、令和の現場ではどのように受け止められるのか。7月26日からの新シリーズの放送開始とともに、作品の面白さだけでなく制作現場の在り方にも視線が向けられそうだ。