《同居人の唇を縫合》被害者は「彼氏のDV」から逃亡していた女性だった…「コイツ、使えねえ」と容疑者に扱われる「ムゴすぎる同居生活」

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怖くて逃げられなかった

《助けてくれ》と用紙に書いて見せた女性の口は、裁縫用の糸で縫い付けられていた――。茨城県・古河市で起きた傷害事件の異様さは、世間に大きな衝撃を与えた。

「発端は2026年6月30日午後のこと。Aさん(事件当時42歳)が、自宅近くの商店に逃げ込み、助けを求めたことで事件が発覚しました。Aさんは前日の29日、同居する櫻井政恵容疑者(49歳)から、唇を針と糸で縫い付けられていたのです」(全国紙社会部記者)

捜査関係者によると、櫻井容疑者はAさんに唇を突き出させ、鼻の下から下唇にかけて針を突き刺し、裁縫用の糸を通した。糸はほどけないように結ばれて、口が開かないように数ヵ所にわたって縫い付けられていたという。

Aさんは櫻井容疑者の留守を見計らって、逃走。トレーナーの上に迷彩柄のグレーのパーカーを羽織り、青いズボン姿で商店へ駆け込んだ。縫われた傷を隠すため、マスクをつけていたという。

「店主は最初、買い物客だと思ったそうです。しかし、Aさんがマスクを外した瞬間、異変に気付いた。Aさんは唇を縫われており、話すことができなかったので『助けてくれ』『警察を呼んでほしい』などと紙に書いて店主に見せたてきた。通報を受けた警察官が駆けつけ、Aさんは病院へ搬送されました。命に別条はなく、現在は退院し、保護されています」(前出・全国紙社会部記者)

Aさんは全治不詳の傷を負い、「(櫻井容疑者が)怖くて逃げられなかった」などと説明しているという。茨城県警古河署は2026年7月6日、傷害の疑いで櫻井容疑者を逮捕した。動機や事件に至る経緯については現在、捜査を続けている。

捜査関係者によると、2人は親族ではなく、「同居人」だった。自宅にはAさん以外にも同居人がいたとみられ、共犯者の有無や、Aさんの支援者がいたのか、事件の背景や余罪などを慎重に調べている。

櫻井容疑者は容疑を否認しているという。では、2人はどのような関係だったのか。

自宅に住まわせ、金をとる

Aさんが櫻井容疑者の自宅で生活し始めたのは2025年4月ごろ。しかし、櫻井容疑者の元同僚は「もっと前からの付き合いだ」と証言する。

「出会った時期まではわかりませんが、少なくとも3年以上前からの関係です。今の一戸建てに引っ越す前、櫻井容疑者がアパート暮らしだったころにもAさんは身を寄せていました。ずっと住んでいたわけではなく、出たり入ったりだったとか。

家には、ほかにも同居人がいる、と報道されていましたが、そのうちの一人は多分Aさんの姉か妹のBさんだと思います。

姉妹とも頼れる相手が櫻井容疑者しかいなかったようでした」

元同僚によると、櫻井容疑者は以前から「行き場のない子や家出している子を預かっている。未成年なら親にも連絡している」と周囲に話していたという。

「Aさん姉妹以外にもそうした女性がいて、住まわせる代わりに生活費を受け取っていたと聞いています」(前出・元同僚)

櫻井容疑者はSNSなどを通じて、行き場のない女性たちを集めていたとみられる。

おどおどした様子の被害者

Aさん姉妹と面識がある知人は、櫻井容疑者と姉妹の「微妙な関係」をこう振り返る。

「だいぶ前に、櫻井容疑者とBさんと飲みに行ったことがあります。どんな話をしたかは覚えていませんが、櫻井容疑者は『この子たちは彼氏のDVから逃げてきた』などと姉妹の話をしていました。Bさん本人が話す、というより、櫻井容疑者が代わりに話していた」

仲が悪い感じもしなかったというが、一方でAさんへの接し方は対照的だったという。

「今年のゴールデンウイーク前、夜、櫻井容疑者はから呼び出されました。待ち合わせ場所に行くと、櫻井容疑者とAさんの2人が一緒に車でやってきた。Aさんは細身で、おどおどした様子でした」(知人)

知人が頼まれた作業をしている間も、櫻井容疑者は車内からAさんに命令口調で指示を出し続けていたという。Aさんはそれに従い、知人の作業を手伝っていたそう。

「作業が終わるとAさんは『ありがとうございました』といって頭を下げていました。どことなく、感じのいい子だと思いました。でも、櫻井容疑者はお礼の言葉もなければ挨拶もしない。向こうの都合でわざわざ、仕事終わりに来たのに、缶コーヒー一つのお礼もない。Aさんを乗せるとさっさと帰っていきました」(前出・知人)

これには知人も憤りを隠せない様子だった。

「櫻井容疑者は、Aさんに対しては『こいつ、使えない』というニュアンスの言葉をかけたり、強い口調で話したり。Aさんとどれくらい仲が良かったかは知りませんが、普段から“上下関係”が出来上がっていたのではないか、と思ったんです」(前同)

別の知人は、半年ほど前に櫻井容疑者の自宅を訪れた際に、板の間に座ってジッとしているAさんの姿を記憶していた。また、バイト先にAさんを連れていき、一緒に働いたこともあったという。

さらに近隣住民は、事件前に異様な光景を目撃していた。1ヵ月ほど前のことだ。

Aさんが役所にチクった!

Aさんが夜中から朝まで、家の外で体育座りをしていたというのだ。雨の日も同じ場所に座り、眠っていることもあったという。その状態は1週間ほど続いたという。

こうした状況は、今回の事件へとつながる兆候だったのだろうか。前出の知人は櫻井容疑者とAさんの間にあった「トラブル」について明かす。

「櫻井容疑者は生活保護を受給していたそうですが、車を2台も所有したり、同居人からは生活費も受け取っていました。つまり不正受給をしていた。今年に入り、受給が打ち切られたそうなんですが、Aさんが『櫻井容疑者が車に乗っている』などと役所に通報したのではないか、と疑っていた。そのことから、Aさんにかなり強い怒りを抱いていました」

もっとも、Aさんが市役所に通報したことを裏付ける証拠は確認されていない。

「そもそも1週間も屋外に出されていた時も逃げなかったAさんに、市役所に密告する度胸はあるのでしょうか。

櫻井容疑者は毎日のように飲み歩き、旅行に行ったり、パチンコやネイルにまつエクを楽しんだりする生活が周囲に知られていました。生活保護を受けていることも、みんな知っていましたし、誰が通報してもおかしくはありません」(前出・全国紙社会部記者)

Aさんは自転車で仕事に出かけ、車も持っていた。そのため、出ていこうと思えば出ていける環境だったという。それでも櫻井容疑者のもとで暮らし続けた。前出の知人は「櫻井容疑者のところしか居場所がなかったんです」と振り返る。

事件の背景には、暴力だけではない、いびつな関係があった。

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