浪費を抑えるためのもの選びの基準を紹介します。教えてくれたのは、夫婦2人でミニマルな暮らしを送るOdekoさん。以前は物欲のままに浪費を繰り返していましたが、ミニマルな暮らしを始めてからは自然とお金をかけなくなったそうです。もの選びの基準や、逆にお金をかけるようになったことについて伺いました。

​1:よそ行きの服

以前は、「いつか着るかも」と思って、少し背伸びした服をよく買っていました。ちょっといいレストラン用、リゾート用など…。いわゆる“特別感のある服”です。ただ、その特別な予定は、年に数回あるかないか…。

【写真】夏服は3着しか持たない

そして、いざその日が来ても、「なんだかしっくりこない」と、別の服を選び、結局クローゼットの奥で保管。タグつきのまま季節を越えることも珍しくありませんでした。

そんな経験を重ねて気づいたのは、予定がないのにそういった服を買っておくのはもったいないということ。収入にも限りがあるので、普段着のように着る予定がある服から優先的に買いたいと思うようになりました。

その結果、特別な服は自然と買わなくなってきました。特別感のある服を着たくなることもこの先あるとは思いますが、それは予定が決まってから考えたいと思っています。

2:機能が盛りだくさんの最新家電

浪費家時代は「これ1台で10役!」「最新モデル!」そんな言葉に踊らされて家電を選んでいました。「最新を買っておけば間違いないだろう」、「機能はあればあるほどお得」そう考えていたのです。

けれど実際に使うのは、限られた機能だけ。ほとんど使わない機能のために上位機種を選び、余計な費用をかけていることがもったいないと感じるようになってきました。

今は、自分が使う最低限の機能さえ入っていれば十分だという選び方に変わっています。引越しを機に購入したエアコンは、ひとつ前のモデル。電子レンジも、オーブン機能がないシンプルなものに。コーヒーメーカーも、シンプルに「豆・粉」と、「何杯つくるか」だけを選択するタイプのもの。

多機能さよりも、必要な機能をフル活用していることが、結果的にお得だと考えるようになりました。

3:用途別の洗剤・掃除道具

「これを使えばピカピカ!」そんなうたい文句に惹(ひ)かれて、用途別の洗剤や掃除グッズをたくさんそろえていた時期もありました。

キッチン用、浴室用、窓用、床用…。気づけば収納の中は、何年前から使いかけなのかわからない洗剤や、使いこなせていない掃除グッズだらけに。掃除道具を買っただけで、満足していた部分もあったように思います。

そこで今は、場所ごとに掃除グッズをそろえるのはやめて、使い慣れた道具と、使い慣れた洗剤のみを購入するようにしています。すると、たくさんの掃除グッズをもっていたときより、さっと掃除に取りかかれるようにもなりました。

完璧に掃除ができているわけではありませんが、以前よりは、道具や洗剤をムダなく活用できていると思っています。そろえることより「使うこと」を意識するようになり、使いこなせない掃除道具や専用洗剤などを買いすぎることもなくなりました。

逆にお金をかけるようになったこと

逆に「ここにはお金をかけたい」と思うものもはっきりしてきました。

たとえば、毎日のように履くスニーカー。以前は、「とりあえず安いもので」と選んでいましたが、今は足の形に合うもの、長時間歩いても疲れにくいものを選ぶようになりました。

そして趣味にも。野球観戦が趣味なので、年に数回、球場へ行くようになりました。

浪費家の時代はムダなものにお金を使いすぎて、いちばんやりたいことを我慢しなければいけない状態だったのですが、今は、ムダづかいを減らした分、やりたいことやこだわりたいものにお金をかけられるようになってきています。