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「4月で事件から14年になります。あの事件の日、傷つけられて苦しんでいる娘が目の前にいるのに、何もしてあげられなかった無力感っていうのは今でも覚えています」

【写真をみる】父親の真樹さんが撮りためてきた真緒ちゃんの成長の記録

岡山市北区で開かれた講演会で、娘を失う耐え難い経験を語ったのは京都府亀岡市の小谷真樹さんです。

2012年4月23日の朝、京都府亀岡市で小学校に登校中の子どもたちの列に、当時18歳の少年が無免許で運転する軽乗用車が突っ込みました。

暴走した車は、小谷さんの次女・真緒ちゃん(7)ら小学生2人と付き沿いの妊婦1人の命を奪い、そして7人に重軽傷を負わせました。

凄惨な出来事から23日で14年目を迎えるのを前に、小谷さんは当時経験した悲痛な心境、そして、2度とこのような過ちが起こらないよう「命の大切さ」を訴えました。

「当たり前のように成長していくはずだった」

小谷さんは最愛の娘・真緒ちゃんの小学校に入学した時に撮影していた記念の動画を会場で再生しました。動画を撮影した当時は真緒ちゃんが当たり前のように成長していくと感じていたといいます。

(小谷真樹さん)
「2011年4月の映像で、この子が小学校1年生、入学したときの映像【画像①】になります。この時は、小学校に入学して緊張もしていた様子やったんですけども、すぐに学校に慣れて学校行くのを毎日楽しみにしていた子です」

「私自身も当たり前のようにこの学校を卒業して中学、高校へと進学して、また社会に飛び立っていくというふうに考えていました」

「ですが、そういった未来が一瞬で奪われるという現実をこの1年後に知らされることになりました」

2012年4月23日の朝、真緒ちゃんは少年の無謀な運転により命を奪われ、小谷さんの家族は混乱の中に叩き落とされれます。

小谷さんは、朝学校に登校する際に見た元気な真緒ちゃんの最後の姿が今でも目に浮かぶといいます。

「(真緒は)私のほうを振り向いてですね、ニコッとしてくれた表情がありました。それが私が見ることのできた真緒の最後の笑顔になりました」

【第2話】へ続く
病院の治療室で口と鼻から血を噴き出す娘の姿…、父「なんとかしてください、医師に頼むことしか私はできませんでした」