小型SAR(合成開口レーダー)衛星の開発・運用やデータ解析ソリューション事業を手がける株式会社Synspective(シンスペクティブ)は2026年3月9日、自社8機目となる小型SAR衛星「StriX(ストリクス)」シリーズの打ち上げ予定を発表しました。


同社によると、8機目のStriXは日本時間2026年3月20日2時45分に、アメリカの宇宙企業Rocket Lab(ロケットラボ)の「Electron(エレクトロン)」ロケットで打ち上げられる予定です。発射場はニュージーランドのマヒア半島にあるロケットラボの第1発射施設で、打ち上げ予定期間は3月19日(UTC)から14日間とされています。なお、天候などの事情により打ち上げ日時が変更になる可能性があるとのことです。


【▲ Rocket LabによるSynspectiveの小型SAR衛星「StriX」打ち上げミッション「Eight Days A Week」のミッションパッチ(Credit: Rocket Lab)】

StriXシリーズの打ち上げはすべてElectronで実施

SynspectiveのStriXシリーズは、2020年12月に打ち上げられた実証衛星初号機「StriX-α(ストリクス・アルファ)」以来、すべてロケットラボのElectronで打ち上げが行われてきました。今回で通算8回目のミッションとなります。


両社の関係はStriXシリーズの打ち上げ開始当初から続いており、2025年9月には新たに10機分の打ち上げ契約を締結しました。これにより、Electronによる打ち上げは合計21回が予定されています。


30機規模のコンステレーション構築を推進

Synspectiveは、2020年代後半までに傾斜回帰軌道と太陽同期回帰軌道へ合わせて30機のSAR衛星を投入する衛星コンステレーションの構築を目指しています。同社は2025年12月に防衛省の「衛星コンステレーションの整備・運営等事業」を落札し、2026年2月には同事業に向けた特別目的会社の設立と契約締結も発表しています。今回の8機目の打ち上げにより、コンステレーション構築がさらに進むことになります。


 


文・編集/sorae編集部


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