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高知市の牧野植物園の研究者などが、このほど高知県固有の新種の植物を発見しました。

高知市の高知県立牧野植物園。このほど新たに確認されたのは「トサノカンザシギボウシ」です。
ギボウシ属の植物は園芸用として海外でも人気が高く、今回発見された新種は6月下旬から7月初旬に紫の花が飾りの付いたかんざしのように上の方にまとまって咲くのが特徴です。

これまでは、日本や韓国に分布している「カンザシギボウシ」だと思われていましたが、ほかのギボウシと比べて葉が細長く、牧野植物園・植物研究課の藤井聖子さんや韓国の研究チームなどからなる国際共同研究グループが約5年間研究し、最先端のDNA解析を行った結果、高知県固有の新種であることを確認。2026年1月に海外の科学誌に掲載されました。

また、これまで同じ種類だとされていた日本と韓国のカンザシギボウシが、別の種類であることも証明しました。

■藤井聖子さん
「今回分かった基本になっているのは、当園が20年以上にわたって植物調査ボランティアとともに調査研究を継続して行ってきた、そして蓄積された標本がもとになっているということで、非常に意義深く思っている。今後も引き続き調査ボランティアと連携して調査を継続し、高知県の植物の多様性解明と保全にいかしていけたら」

トサノカンザシギボウシは、園内の「土佐の植物生態園」で4月中旬頃から見られるということです。