中野信治×サッシャが今季もF1解説 FOD独占配信で“DAZNコンビ”再結成

今季の開幕オーストラリアGPは現地時間3月6日から始まる(C)Getty Images
フジテレビの動画配信サービス「FOD」は今年からF1世界選手権の国内独占配信を行い、開幕戦オーストラリアGPの中継から元F1ドライバーの中野信治氏が解説者を務め、実況をサッシャ氏が担うことになった。
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2人は昨年までF1をライブ配信していたスポーツ動画配信サイト「DAZN」で実況ブースに入っていたコンビ。同じ時期にCS放送を展開してきたフジテレビにとってはライバル関係にあったが、局側が大英断した形だ。CS放送「フジテレビNEXT」の実況・解説は従来通り、局アナとF1ジャーナリストの川井一仁氏が務め、FODの新料金プラン「FOD F1プラン」ではどちらかの実況音声を選べることになっている。
中野氏は「1997年にF1デビューを果たし、川井一仁さんのインタビューを受けた瞬間の感慨は今も忘れません。あの頃の中継は憧れを明確な目標へと変えてくれました。あれから29年。かつて戦った最高峰の舞台に解説者として関われる幸せと、この機会をいただけたことへの感謝を胸に臨みます」などとコメントした。
川井氏はいわゆる玄人向けの解説が売りで、ラップタイムの「デルタ」など専門用語を軸にハイスペックな切り口で語り、地上波時代はピットリポーターとして生の情報を伝えていた。名解説者の故・今宮純氏とのコンビを組んだ中継を覚えている人も多いかもしれない。
一方の“DAZNコンビ”はビギナーでも分かるような話題を取り上げ、新たな視聴者を開拓していくスタイル。ドイツ出身のサッシャ氏は英語もぺらぺらで、選手のインタビューや無線内容などを間髪入れずに同時通訳する。フジテレビにとってはいいとこ取りの2元化システムとなる。
FODによると、最廉価版のスターターコースが月額3880円(税込み)の設定。SNSなどネットでは「月額が高すぎる」「フジテレビいい人選だ」などの感想が寄せられ、中にはダゾーン中継の解説者だったホンダのプロジェクトリーダーだった浅木泰昭氏を解説陣に加えていたほしいとの要望もあった。
フジテレビでは11年ぶりにF1の地上波中継を予定しており、オーストラリアGP、日本GPなどが放送される。ホンダがアストンマーティンとパートナーシップを組んでワークスで今季からF1に再参入するが、その一方で昨季までレッドブルのレギュラーを務めた角田裕毅がF1シートを失い、リザーブに。2020年以来、6年ぶりに日本人F1ドライバー不在のシーズンとなる。
自動車離れ、テレビ離れが叫ばれる昨今にどれだけのF1ファンを取り込めるか、モータースポーツ業界も注視している。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
