「ゴミとして捨てるしかない」と思っていたものが意外な価値に…家にありそうで「売ったら儲かるお宝」
究極のリサイクル術を教えます!
「いつまでカードなんて見てるの。もう遅いんだから寝なさい!」
昨年末、仙台の実家へ帰省したFRIDAY記者(40・男性)は、年老いた母に叱られた。自室の押し入れに眠っている、子供の頃に集めたトレーディングカードを発掘していたのである。購入から約30年が経っていたものの、フィルムに封入していたため、保存状態は悪くない。
年が明けると、50枚のカードを東京の自宅へ持ち帰り、秋葉原(千代田区)のトレカ買い取り店に持ち込んだ。すると、ポケモンカードが1枚8000円、遊戯王カードが1枚4000円など、続々と高値が付くではないか。最終的に、記者は6万円を手に入れ、普段なら手の出ない焼き肉とともに勝利の美酒に酔いしれた。
「年を重ねると思い出も増えるので、自宅にある物の整理はどんどん難しくなっていきます。業者に頼んでまとめて捨ててしまうのも手ですが、後になって『ちゃんと売ればそれなりの金額になったのに……』と思うケースも少なくない。
小マメに取捨選択し、不用品を販売することで、お金を得るだけでなく、今後の生活を身軽にすることができます」(『終活×メルカリ 捨てずに資産化する方法』著者の菊池靖志氏)
とはいえ、いちいち買い取り店や質屋にガラクタを持っていくことを面倒に感じる人は少なくない。そこで活用してほしいのが、『メルカリ』などのフリマアプリだ。これらを上手く使うことで、押し入れに眠っているガラクタが、大きな収入を生むお宝に変身するという。まず注目してほしいのが、古くなった電気製品だ。『All Aboutフリマアプリガイド』の川崎さちえ氏が解説する。
「古いVHSデッキやカセットデッキは生産が終了しているので、レトロブームに乗った一部のマニアから需要があります。ビデオテープやカセットテープも同じ理由で売れますよ。昭和を感じさせる扇風機や黒電話などは、喫茶店などのインテリアとして人気です。古いカメラは、修理して使う人、オブジェとして使う人、部品目当ての人などさまざまなお客さんがいますから、壊れていても売れます。
使わなくなったスマホも、携帯ショップへ下取りに出すより高値が付くことがあります。内部の高額な部品目当ての人が買っていくことが多いです」
こうした電気製品は、買い取り額が1万円を超えることもけっして珍しくない。また、「リモコンだけ」や「説明書だけ」を出品しても、紙の説明書を好む人や、リモコンを失くした人向けに数百〜数千円で売れることがあるという。
割れた陶器や古くなった服が新品価格で売れる!?
電気製品よりも手頃な衣類や食器といった日用品にも、意外な高値が付くことがある。とくに、ユニクロの服はかなりの人気カテゴリーだという。
「ユニクロ商品は、『メルカリ』での買われている・売られているブランドランキングで3年連続1位に入ったことで、『殿堂入り』としてランキングから除外されるほどの人気ぶりです。ユニクロは毎シーズン、既存の商品にマイナーチェンジを施した新作を投入しています。
普通なら、『年がら年中、同じような商品が売られているのだから、自分が何年も前に買った服なんて需要はないだろう』と思ってしまいがち。しかし、ファッション好きの中には、『あの年のあのシーズンに販売されていたデザインが欲しい!』とこだわりを持つ人も少なくないのです」(川崎氏)
記者もユニクロが『JWアンダーソン』とコラボした’24年秋冬新作のワイドチノパンのベージュカラーを買い損ね、『メルカリ』で新品とほとんど変わらない価格で購入した経験がある。
「割れた陶器は、壊れた器を漆で修復して金粉で装飾する『金継ぎ』の素材としての需要があるので、落としてしまっても捨てないほうがいい。少し欠けた程度のブランド食器なら、『格安で高品質な食器を使えるならOK』と考える購入者も少なくありません」(同前)
ブランド品は商品そのもの以外にも価値が付く場合があるという。
「高級ブランド品の空き箱や紙袋、リボンは、インフルエンサーなどに撮影用として売れる。高級ウイスキーやブランデーの容器も同様で、インテリアや撮影用の小物として需要があります。
空き瓶に普通のお酒を入れて雰囲気を楽しむ人もいます。珍しいお酒の瓶なら、10万円以上の値が付くこともあります。同じ理由で、香水の空き瓶も捨てずに売りに出したほうがいいでしょう」(前出・菊池氏)
ゴミ同然の物にも、値段は付く。『ゼロからはじめるメルカリ』著者でライターの桑名由美氏が話す。
「トイレットペーパーの芯、ペットボトルの蓋(ふた)などは、子供の工作用に需要があります。トイレットペーパーの芯であれば、50本くらいをまとめて売りたいところ。100本で1000円を超えることもあります。いずれも、『自力で集めるのは面倒なので、1000円弱で外注してしまいたい』という人向けに売れるのです。
松ぼっくりや流木、どんぐりは、オブジェや水槽用として使われます。とくに松ぼっくりは、クリスマスツリーの飾り付けに使われるので、冬に出品することをお勧めします」
記者が『メルカリ』で調べると、特大サイズの松ぼっくりは1個約1000円、流木は5000円で売られているものもあった。また、昨今は新聞を取る家庭が減ってきたからか、新聞紙も10kgセットで1000円台で販売されていた。工作や習字、包装などで使うのだろう。
『FRIDAY』2026年2月20・27日合併号より
