ここまで4ゴールの堂安。(C)Getty Images

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 日本代表の10番を背負うフランクフルトのMF堂安律がまさかの不調に苦しんでいる。

 新天地での序盤は好スタートを切ったものの、チームが低迷するなかで、本領を発揮できない試合も少なくない。

 フランクフルトの地元紙『Frankfurter Rundschau』も「2100万ユーロ(約38億円)の男、堂安律がアイントラハト・フランクフルトで苦戦している理由」と見出しを打った記事を掲載。「堂安はフランクフルトにおいて、試合の流れを変える決定的な場面にまだほとんど関与していない。アルベルト・リエラ監督は彼を完璧に活用できるだろうか?」と報じた。

 同紙は「この日本人選手のスタートは期待を裏切らないものだった」としつつ、こう続ける。

「好調なスタートを切った後、チーム全体が憂鬱な秋に下降スパイラルに陥った。(前任の)トップメラー監督は頻繁にフォーメーションを変更し、堂安も頻繁にポジションを替えられた。5バックのウイングバックとしてプレーしたため、相手ゴール前で多くのスペースをカバーしなければならなかった。時にはプレーメーカーやストライカーにポジションを変える必要もあり、この代表選手は左サイドでもプレーした」

「攻撃的選手だった堂安はレギュラーの座を失い、23試合でわずか4得点にとどまった。しかし、堂安のようなクオリティを持つ選手がフランクフルトの解決策となるはずだった。彼がいなければ、状況は改善しなかった」
 
 そして「この価格帯の選手には当然ながら高い期待が寄せられるが、同時にチームメイトと機能的なシステムにも大きく依存する。経験、創造性、シュートテクニック、そしてゲームインテリジェンスを兼ね備えた堂安は、試合の流れを変え、チームの柱となる存在となる」と綴り、チーム復調の鍵となる選手であると強調した。

「トップメラーの後任であるリエラ監督は、数日間で、選手たちに自信を与え、彼らの才能を開花させるという任務を負っている。チームの不振は堂安にも影響を及ぼしている。リエラ監督のワンタッチフットボール、つまりボールを持っていない時の動きを重視する戦術は、堂安にとって大きなプラスとなるだろう。しかし、そのためにはリスクを負う覚悟が必要だ」

 記事は、「堂安にとって今シーズンが厳しいシーズンであり続けるかどうかは、リエラ監督の判断にかかっている。監督は選手たちの強みをさらに伸ばすという課題に直面している」と締め括っている。

 このレフティの能力を引き出せていない現状に困惑しているようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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