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オモダ初のフルハイブリッド

中国の自動車メーカー、『奇瑞汽車(チェリー)』が展開する『オモダ(Omoda)』は、同ブランド初のフルハイブリッド車として新型『5 SHS-H』を英国で発表した。

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『5』としてはガソリン仕様とEV仕様に続く、3番目のバリエーションとなる。


オモダの新型『5 SHS-H』

新型5 SHS-H(スーパー・ハイブリッド・システム-ハイブリッドの略称)は3月に英国で発売予定で、英国価格は2万5740ポンド(約545万円)からとなる。同クラスの日産キャシュカイeパワーと比べ、5000ポンド(約105万円)安い設定だ。

オモダはすでに、英国で大型SUVの『7』と『9』にプラグインハイブリッド・パワートレインを用意している。

新型5 SHS-Hは、7と同じ1.5L直列4気筒ターボガソリンエンジンと電気モーターを搭載するが、バッテリーは外部充電が必要な18.3kWhユニットではなく、エンジンで充電される1.83kWユニットを使用する。

オモダによれば、このSHS-Hシステムはエンジン停止時間を長くするよりも、燃費向上と排出ガス削減を主眼に設計されているという。そのため5 SHS-Hの電気走行距離は公表せず、18.8km/lの燃費性能(ガソリン仕様の12km/lから向上)を強調している。

スタイル重視の小型SUV

システムの構成自体は、トヨタと同様の従来型フルハイブリッドであり、エンジンとモーターが連携(総合出力204ps)して前輪を駆動する。

一方、キャシュカイeパワーなどの競合車種はシリーズハイブリッド方式を採用している。これは駆動を電気モーターのみで行い、エンジンはバッテリー用発電機としてのみ機能する。


オモダの新型『5 SHS-H』

オモダ英国部門代表のビクター・チャン氏は、新型5 SHS-Hの投入をブランドにおける「重要な節目」と表現した。

デザインとしては、内外装ともにガソリン仕様と同一である。

エントリーグレードでは、ワイヤレスのスマートフォン連携機能付きの12.3インチのデュアルディスプレイや、18インチアルミホイールが標準装備される。

上位グレードの『ノーブル』では、オーバーヘッド・パーキングカメラ、ヒーター&ベンチレーション付きシート、8スピーカーのソニー製オーディオシステムが追加される。ノーブルの価格は2万9240ポンド(約620万円)から。

オモダは2022年に奇瑞汽車が立ち上げたブランドで、スタイルやサステナビリティを重視している。中国、インドネシア、オーストラリア、ニュージーランドなどに展開し、2024年に欧州市場にも参入した。