【青森県東方沖地震】国が発表した”北海道・三陸沖後発地震注意情報”とは 大きな地震のあとに、さらなる地震発生の恐れがあることを知らせるもの
■「北海道・三陸沖後発地震注意情報」とは
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この情報は国が発表するもので、日本海溝・千島海溝沿いの巨大地震の想定震源域やその周辺で、規模の大きな地震(先発地震)が発生した後に、新たな大規模地震(後発地震)が発生する可能性が、平常時と比べて相対的に高まっていることをお知らせするものです。
■発表される条件(発表基準)※画像 気象庁
北海道の根室沖から東北地方の三陸沖の巨大地震の想定震源域、および想定震源域に影響を与える外側のエリアで、モーメントマグニチュード(Mw)7.0以上の地震が発生した場合。※モーメントマグニチュードとは(気象庁)
地震は地下の岩盤がずれて起こるものです。この岩盤のずれの規模(ずれ動いた部分の面積×ずれた量×岩石の硬さ)をもとにして計算したマグニチュードを、モーメントマグニチュード(Mw)と言います。一般に、マグニチュード(M)は地震計で観測される波の振幅から計算されますが、規模の大きな地震になると岩盤のずれの規模を正確に表せません。これに対してモーメントマグニチュードは物理的な意味が明確で、大きな地震に対しても有効です。ただし、その値を求めるには高性能の地震計のデータを使った複雑な計算が必要なため、地震発生直後迅速に計算することや、規模の小さい地震で精度よく計算するのは困難です。
■情報発表の流れ
・気象庁が先発地震のMwを推定(地震発生後15分~2時間程度)。
・発表基準を満たせば、「北海道・三陸沖後発地震注意情報」を発表。
・内閣府・気象庁合同記者会見を実施し、気象庁が情報解説、内閣府が防災対応を呼びかけます。
■情報に関する主な留意事項
極めて不確実性の高い情報です。 大規模地震が「必ず発生する」という予測情報ではありません。 この情報が出ていない状況でMw8クラス以上の大規模地震が突発的に発生することもあるため、日頃からの地震への備えを徹底することが最も重要です。 後発地震の発生可能性は、先発地震が起こってから時間が経つほど、また震源から遠いところほど低くなります。 この情報は、不確実性が高くても警戒レベルを上げ、被害軽減を図るための取り組みです。■情報が発表された際の行動
情報発表から1週間程度を目安に、以下の防災対応をとりましょう。
社会経済活動を継続しつつ、日頃からの地震への備えを再確認する。 揺れを感じたり、津波警報等が発表されたりしたら、すぐに避難できる態勢を準備する。(注)Mw7.0以上の地震発生後7日以内にMw8クラス以上の後発地震が発生する確率は、概ね百回に一回程度(Mw8.0以上の地震発生後では概ね十回に一回程度)とされています。
