「デリ丸。ばっかりなんでもてはやされんだよ……」なんてパイセンの声が聞こえそう? じつは多かった軽自動車の「ゆるキャラ」を集めてみた

この記事をまとめると
■三菱デリカミニのゆるキャラ「デリ丸。」は爆発的な人気で話題を呼んだ
■スズキやダイハツ、ホンダなども独自キャラを展開し軽自動車の世界観を引き立てている
■グッズ化や公式設定の充実など各社が趣向を凝らしており今後の新キャラ誕生にも期待だ
デリ丸。以前から軽自動車にはゆるキャラ文化が存在した
2023年、軽自動車界に彗星のごとく登場したニューヒーローといえば、三菱デリカミニの化身という設定となっているゆるキャラ、「デリ丸。」です(末尾の”。”までが正式な名前らしい)。発売当初、テレビCMで俳優の水川あさみさんと実際に共演した大きなぬいぐるみはこの世に1体しかなく、メディア試乗会の会場に展示された貴重な姿に、みんながこぞって写真を撮ったものでした。
店舗ではデリカミニの成約特典としてプレゼントされる非売品となっており、なかにはデリ丸。が欲しいから購入を決めるという人も少なくなかったとか。一時はフリマサイトで5万円の値がついたというほどの人気ぶりです。
その後、三菱自動車公式LINEのスタンプになったり、2023年のジャパンモビリティショーではトートバッグやキーホルダーなどのデリ丸。グッズを買い求める大行列ができ、連日整理券が配られたほど。なかでも47都道府県の名物などをかたどった着ぐるみを被った「ご当地デリ丸。」が大人気で、大きなデリ丸。も発売されて茶色やデニム生地などのバリエーションが登場しました。

さて、軽自動車のゆるキャラは デリ丸。だけじゃないゾということで、このほかにも個性的なゆるキャラをご紹介したいと思います。皆さんはいくつご存じでしょうか。
まずは、スズキ・ワゴンRスマイルのゆるキャラとして登場した、「ちまいる」。もふもふっとしたヒツジのような、綿毛のような癒し系キャラなのですが、名前は「ちっちゃいワゴンRスマイル」を略して「ちまいる」らしいです。スズキ公式サイトによれば、スマイルによく似たちいさい生き物で、ワゴンRスマイルを仲間と間違えてついてきちゃった、という設定。ほほえんでいるのも特徴で、お誕生日は12月10日。どうやらたくさんいるらしい、ということ以外はまだ謎のキャラクターです。

でも、ワゴンRスマイルのボディカラーと同じ色のちまいるがいて、すでにラバーキーホルダーやデコステッカーといった「ちまいるグッズ」も発売されています。今後、新たな展開があるのかどうか楽しみですね。
続いて、一時期はテレビCMにもバンバン登場して知名度ナンバーワンだった軽自動車のゆるキャラといえば、ダイハツの「カクカクシカジカ」。店舗に行けば必ず看板などがあり、通称カクシカといってノベルティグッズもいろんなものが作られていました。いまでも現役で、なんと公式ファンサイトまであるんです。

それによるとカクカクシカジカは評論家で、4人家族のお父さん。奥さまの名前は「テキパキシカジカ」、息子さんは「ワクワクシカジカ」、娘さんが「キラキラシカジカ」というので、「シカジカ」が苗字なんだ! と驚きますよね。このファンサイトではカクカクシカジカのカレンダーや伝言メモ、TO DOメモがPDFでダウンロードできるので、お好きな方はぜひチェックしてみてください。
今後の新キャラクター登場にも期待!
さてお次は、あまり知られていないかもしれませんが、ホンダの軽自動車、Nシリーズのキャラクター「Nコロくん」。ホンダが1960年代にはじめて生産した軽乗用車、N360がNコロという愛称だったところから、名付けをしてもらったんだコロ。だそうで、語尾に「コロ」をつけるかわいいキャラクターです。2015年あたりからテレビCMにも登場し、LINEスタンプやぬいぐるみ、トートバッグなどのグッズもありました。
誕生日はNシリーズ第一弾となった初代N-BOXの発売日と同じ12月16日で、地元は三重県鈴鹿市。性別は男の子で身長100cmくらい、体重はハンドルいっこぶん。将来の夢はクルマの運転をすること、と細かくプロフィール設定されていました。ちなみにホンダから公式なアナウンスはなかったのですが、Nコロくんの声は声優の竹内順子さんが担当していることが竹内さんのプロフィールに書かれていました。「NARUTO-ナルト-」で主人公のうずまきナルト役を担当されている有名な声優さんですね。いつからか、Nコロくんは見かけなくなってしまってガッカリされているファンの方も多いようです。

さてさて、こちらもオーナーさん以外にはレアかもしれませんが、スズキ・ラパンにもキャラクターがいるんです。その名も「ラパンくん」と「らぴょん」。現行となる3代目ラパンは2025年で10周年になるロングセラーモデルで、ラパンがフランス語でうさぎを意味することから、やはりうさぎのキャラクター。
ラパンくんは2015年に誕生したうさぎの妖精で、チャームポイントは涙ボクロなんだとか。感受性が強く、怖くても泣いちゃうし大好きな映画でも泣いちゃうという、かなりヨワヨワな設定です。好きな食べ物はコンペイ糖というのが、ちょっとメルヘンっぽくてかわいいですね。

ちなみにいま現在も「ラパンくん診断」というwebサイトがあり、質問に答えると「27+1タイプ」のなかから「あなたは何ラパン?」という診断結果が出てきます。さっそくやってみると、私は「おしゃれらぱんくん」と診断され、そんな私にラパンくんがおすすめするラパンのポイントとして、「こだわりがいっぱいつまったエクステリア」が表示されました。
そして「らぴょん」は2024年に誕生した新しいキャラクターで、ラパンの車体に大きなうさぎの耳がついたようなゆるキャラ。チャームポイントはまんまるの瞳と、素敵なことを見つけるのが上手な長い耳で、明るくて元気で、ちょっぴりやんちゃ、という設定です。デザインしたのはNTTドコモのポインコ兄弟やナイキのアプリキャラクターなども手掛けている、キャラクターデザイナーの久保誠二郎さんだということが久保さんの公式サイトで発表されています。

ということで、今後もデリ丸。のように一世を風靡するようなゆるキャラが誕生するのかどうか。楽しみにしたいですね。




