面接官「ボーナスが出なかった年はない」はデタラメだった 入社後「来年夏に出すとは言っていない」と言われ転職を決意した話
転職時の面接は、会社側が応募者を評価するだけでなく、応募者が会社を見極める場でもある。しかし、面接時の説明がその場限りのいい加減な言葉なら、応募者は入社後に困惑することになる。
あらかじめ聞いてた待遇が入社後に食い違っていたという悲痛なエピソードを寄せたのは、岐阜県の40代男性(技能工・設備・交通・運輸)。今年、金融機関のある施設を維持管理する仕事に転職した。ところが、
「再就職したばかりですが来年早々には転職するつもりです」
と、すでに転職を検討しているという男性。いったい何があったのだろう。(文:林加奈)
「制度上賞与が出ると話しただけで、来年夏に出すとは言っていない」
もともと男性は、前職でボーナスの支給額が少なかったことが転職を決意するきっかけだった。
「夏のボーナスは給与の1ヶ月分12万円。給与を含め賞与のアップを交渉したが受け入れられず転職を決意」というから、現在の会社の面接ではボーナスについてきちんと確認した。
「2次面接、最終面接時にボーナスはありますかと質問した時に『ボーナスはあります。しっかりと出てます。出なかった年はない』と言われた」
ところが入社後、思いもよらないことを告げられる。
「来年夏のボーナスは出るのか聞くと、この会社は試用期間6ヶ月+1年間つまり1年半はボーナス無しとのこと」
入社して間もないころにボーナスが出ないのはよくあることで「今年の冬のボーナスは出ないのは仕方ないが」と男性もそこは納得している。しかし、その後1年間もボーナスの支給がないのは長すぎるのではないか。当然、男性はこの説明に納得がいかなかった。
「人事総務部次長、人事総務課長に抗議したが、『制度上賞与が出ると話しただけで、来年夏に出すとは言っていない』と言われた」
それなら面接でボーナスについてより詳しく説明してほしいものだ。そんな会社に嫌気がさした男性は、前述の通りすでに来年の転職を見据えている。入社前には雇用契約書等で、賞与の支給条件を詳細に確認しておく重要性を再認識させられるエピソードだ。
