春の卒入学シーズンが過ぎて着なくなった礼服や冬物のコートやジャケット。衣替えをする場合、以前に着ていた服の収納場所を忘れてしまい、探した経験がある方もいるのでは。ESSEフレンズエディターで整理収納ドバイザーの和田ゆきえさんが、衣替えのひと工夫について語ります。

カバーをかけると、なにがどこに入っているかわからない

今年も卒業、入学の子がいたので礼服を着ました。季節も暖かくなり、長袖の服も着なくなる時期です。そこで、しばらく着ない服を片づけることになりました。

礼服は1年に1回着るかどうか分からないし、ホコリが気になるので洋服カバーをつけています。同じカバーで統一しているのでスッキリして見えますが、なにがどこに入っているかわからなくて、次に着るときに探すのが大変でした。

とくに礼服は、毎年着る場合もあれば次に着るのは2年後…なんてときもあります。着るときにカバーを片っ端からあけて、「あの服どこにしまったっけ?」と手間と時間をかけて服を探していました。

カバーにラベリングをしたら迷わず取り出せて時短

そこで、思いきってカバー自体にラベリングしてみると、ひと目で中身がわかるようになって服を探す手間とストレスがゼロに! 洋服カバーにラベリングするということはあまりしないので、「なんで今まで思いつかなかったんだろう」と思いました。

夫も自分で服を出すときに「○○礼服」「○○スーツ」と名前で書いているのを見て、私に聞かずに出すことができます。家族が自分のことを自分でやってくれるだけで、主婦は助かりますよね。

たたむ服はボックスにラベリング

衣装ケースやボックスにしまう服も、ラベリングが大活躍。次に着るときに「あの上着どこにしまった?」となるくらい、衣替えでしまい込んだ服の記憶はあいまいになります。

そんなときにラベリングをしておけば、迷わず取り出せて便利です。「ないと思って買ったら同じような服があった」ということもなくなり、ムダ買いも減りました。

ラベリングはテプラでつくってもいいですが、中身が変わるかもしれない場合は、
マスキングテープに手書きでも十分。「この前テプラでつくったばかりなのにまたはり替えないと」ということもなく、気軽にはり替えできますね。

わかっているようでシーズン終わりには記憶があいまいになる服の収納。よかったら参考にしてください。