ハロウインのイベントで赤ちゃんの足にかみついたバイデン大統領(ロイター)

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 81歳のバイデン大統領がホワイトハウスのハロウィンイベント中にニワトリの仮装をした赤ちゃんの足をかんだ。米紙ニューヨーク・ポストが30日、「それは本物の鶏肉じゃないよ、ジョー」と報じた。

 バイデン氏は30日の夜、ホワイトハウスでハロウィンのお祝いの最中に、かわいらしい仮装をした幼児たちにじゃれついてかみついた。

 映画「ジョーズ」のテーマソングが流れる中、バイデン氏は、ニワトリに扮した子供を含む乳児を次々と食べてしまうマネをし、赤ちゃんはそれに応えてくすくす笑ったという。

 同じ頃、共和党大統領候補のトランプ前大統領は、民主党候補カマラ・ハリス副大統領を相手にホワイトハウス奪還を目指す1週間前に、ゴミ収集車に乗り、その後オレンジ色の安全ベストを着て演説を行った。

 これはバイデンがトランプ支持者を「ゴミ」と発言し批判を浴びていることに対して、トランプ氏が「私の支持者をゴミ呼ばわりした」と攻撃するパフォーマンスだ。

 右翼コメンテーターのニック・ソーター氏はXに「トランプ大統領はウィスコンシン州での集会でゴミ収集員と交流している。一方、ジョー・バイデンはホワイトハウスのハロウィンパーティーで文字通り赤ん坊をかんでいる。一体このタイムラインはどういうことだ?」と投稿した。

 ホワイトハウスでは毎年ハロウィンにトリック・オア・トリートをする人たちを招いているが、これはバイデン氏が1月に退任する前に行う最後の行事となる。

 ニューヨーク・ポストは「自身の知的鋭敏さについての質問に直面してきた大統領は、奇妙で時には気まずい行動を取るのが得意だ」と伝えている。