久保建英出場予定のソシエダも試合中止…RFEF、“今世紀最大規模の国内水害”により国王杯の複数試合を延期に

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 スペインサッカー連盟(RFEF)は30日、スペイン東部バレンシア州に甚大な被害をもたらしているDANA(集中豪雨)により、翌31日に控えていたコパ・デル・レイ(国王杯)・1回戦の3試合を新たに延期すると発表した。

 29日から30日にかけて、スペイン東部バレンシア州は記録的な豪雨に見舞われ、大規模な洪水が発生。一部エリアでは1年分を超える降水量を確認したという。30日時点で95人の死亡と、多数の行方不明者がいることが明らかになっており、地元メディアは「国内の水害としては、今世紀最大規模」と伝えている。

 これにより、RFEFは『パルラ・エスクエラvsバレンシア』を筆頭に、国王杯・1回戦の4試合を延期した中、翌31日に控えていた『ジョベ・エスパニョールvsレアル・ソシエダ』、『マニゼスvsヘタフェ』、『エヘアvsエルクレス』の3試合に関しても、同様に延期することを発表した。

 なお、スペイン政府は、DANAが甚大な被害をもたらしたことを受けて、31日から3日間の公式服喪を宣言。これに倣い、バレンシア州政府は、犠牲者とその家族に対する追悼と連帯の意を表し、期間中に同州において、スポーツ競技会は開催しないと決断を下したと、スペイン紙『マルカ』が伝えている。