日本シリーズは代打出場1試合のみ ソフトバンク小久保監督、右足首に不安残す近藤健介の起用法を言及 第1戦は「分かっていて出した」
ソフトバンクの小久保裕紀監督が28日、右足首に不安のある近藤健介のスタメン復帰に前向きな見通しを示した。
パ・リーグの首位打者に輝いた近藤はレギュラーシーズン終盤に右足首を捻挫。クライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージでは約1カ月ぶりに指名打者(DH)でぶっつけ本番に臨み、3試合で11打数6安打、1本塁打、3打点と存在感を見せつけた。
26日に開幕したDeNAとの日本シリーズは1、2戦がDH制のないセ・リーグ主催試合となったため守備を回避し、スタメン起用されなかった。1戦目の代打での出場のみにとどまった。
29日からの3試合は本拠地でDH制が採用される。小久保監督は「最終的には練習を見てからですけど、DHで入れると思う」とスタメン起用を示唆した。
患部の現状については「あまり良くなかったみたいです。(状態は)日替わりのようで、CSの開幕の日が一番良かった。何の違和感もないぐらいに走れていたけど、試合に出てやっていくうちに。朝は痛みが当然ある。バッティングは大丈夫ですけどね」と説明した。
第1戦では2点リードの8回1死二塁で起用。申告敬遠で勝負を避けられると、すぐに代走を送った。小久保監督は「敬遠されるのは分かっていて出した。牧原(大との勝負)でいいかなと思って」と振り返った。第2戦では出番がなかったことには「(代打を検討した9回が)先頭バッターだったので、中村晃が一回も(打席に)立っていなかったから」と中村晃を起用した意図を説明した。