【衆議院総選挙・開票速報】躍進の立憲民主党・野田佳彦代表に生質問 政権交代は実現するか

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宮根誠司キャスター:
野田代表お疲れ様でした。 今のところ議席予測ですと大躍進ということですが、手応えはいかがでしょうか。

立憲民主党・野田佳彦代表:
手応えはありましたけど、まだ開票状況が続いていますし、接戦区がかなり残っておりますので、緊張感を持って見守っていきたいというふうに思います。

宮根誠司キャスター:
野田さんはこれはもう政権交代を目指す選挙だというふうに、はっきりとおっしゃいました。 もし自公が過半数割れに追い込まれるということになると、これは他の野党と話し合って、政権を取りに行かれるんですか。

立憲民主党・野田佳彦代表:
きょうの結果をよく踏まえて、明日、午前中でも執行役員会を開いて、それから各党との誠意ある対話をしていきたいというふうに思います。

橋下徹氏:
野田さん、お疲れ様でした。 本当に野田さんのこの雰囲気が、無党派層を引き付けたと思うんですが、政権を担うかどうかはちょっと置いといたとしても、法案で、例えば、企業団体献金の禁止とか政策活動費の廃止とか、野党が言っている法案、どんどん通すことができると思うんですけども。これをすぐ野党で組んで、法案を作って通していくってことに取り掛かりますか?

立憲民主党・野田佳彦代表:
法案自体はかなり、例えば、企業団体献金、おっしゃったような政策活動費、あるいは、第三機関の設置、ガラス張りにするとか、いろんなところで合意できる部分は、相当出てきてると思いますので、しっかりと野党で連携をして、共同で法案提出できるように進めていきたい。

橋下徹氏:
これはもうすぐ出されますよね。 野党政権ができるとかじゃなくて、もうこれは合意ができるところですぐに出していくという、ことですね。

立憲民主党・野田佳彦代表:
もちろん、そうです。

泉房穂氏:
私はもう政権について関心が強いんですが、まさに政権交代こそが最大の政治改革とおっしゃっておられるんですから、この状況を踏まえると、いかにして政権を作るか、だと思うんですが、その時にはすべての政党に門戸が開かれているという理解でよろしいんでしょうか。

立憲民主党・野田佳彦代表:
基本的にはですね、自公政権が継続してはダメだという立場であると同時に、抜本的な政治改革の推進をするという点で一致点があるならば、それは広く協力の仕方は、いろいろあるかもしれませんけれども、対話はしていきたいというふうに考えています。

泉房穂氏:
具体的に、例えば、共産党とか、公明党をある意味口説くとかいうことも、選択肢は排除しないんでしょうか。

立憲民主党・野田佳彦代表:
自公政権の存続を許さないという立場ですので、いきなり公明党が入ってくるということはないと。今回の戦いの構図からすると、ないというふうに思います。 その他の政党については、この個別の政党どうのというよりも、さっき申し上げた通りの共通点があるならば、声かけしていきたいと思いますし、特にあの臨時国会で不信任案を共同で提出しているところについては、誠意ある対応をしていきたいというふうに思います。

反町理・フジテレビ解説委員長:
野田さん、すいません、今のお話の裏返しみたいな話になるんですけれども、仮に自公が過半数を割った時に、野田さんが政権を取るためには、政治改革の完成形としての政権を取るためには、他の野党に野田佳彦と首班指名投票の名前を書いてもらわなくちゃいけない。政治の金以外に共通政策が私には見えないんですけれども、例えば、共産党とか維新とか他の野党にですね、どういうふうに野田佳彦と書いてもらうのか、そのプランを教えていただきたいです。

立憲民主党・野田佳彦代表:
そのプランを明日、役員会で方針として示してから動きたいと思いますけど、当然のことながら、まあ結果次第でありますけど、首班指名で戦うべき環境ならば、その首班を取りに行くのが当然だと思っていますので。政権交代こそ最大の政治改革と言った以上は、それを追求していきたいというふうに思います。 それは政治改革だけではなくて、二つ三つ大きな眼目を作るということは大事だと思っています。

泉房穂氏:
1993年の細川政権は、最大政党でなく、5番目の大きさの(政党の)細川(護熙)さんが総理になられたわけですが、今回の政権作る際には野田さん以外も、総理候補者になりうる余地は、あるという理解でよろしいんでしょうか。

立憲民主党・野田佳彦代表:
各党とお話をする中で見えてくる話だと思いますけれども、少なくとも比較第一党になれなくても、第二党である党首が、それを目指すのが自然の姿ではないかと思っています。

石丸伸二氏:
野田代表お疲れ様でした。野田さんといえば、2012年の党首討論がすごく印象的です。もちろん政局の話も大事なんですが、政治資金以外にも、たくさん通せる分野、政策が出てきたように思うんですが、何を優先されたいとお考えでしょうか。

立憲民主党・野田佳彦代表:
まず手っ取り早くやるならば、紙の保険証も使えるようにすること。 これは、すぐ判断できることだと思います。 それから、もう一つは、我々が政権を取ったならば、やっぱり能登の復旧復興のための補正予算を1カ月で作り、成立させたいというふうに思います。

あと、選択的夫婦別姓などは、民法の改正案を野党で共同提出していますので、これらもぜひ採決まで持っていきたいと思います。

金子恵美氏:
2009年の政権を取る時の方が、まだ政権を取った時の準備ができていたような気がするんですけど。私、今回、組み方によってですけど、連立を組んだとして、政権を取っても、どういった国家ビジョンを持っているのかっていうのは、選挙戦でなかなか見えなくて、裏金っていうことに対しての追求は、それははっきりいって自民党の敵失なわけで、やっぱりそこの部分をもうちょっと見せなかったのは、何となく2009年の時よりも盛り上がらなかったところではないかなと思うんですが、いかがでしょうか。

立憲民主党・野田佳彦代表:
いや、逆にこの問題で公示の日から最後まで、一点強行突破に徹したから、劇的な変化が生まれてきていると思います。その他の政策はないわけではなくて、政策チームにもちゃんと出していまして、これが滲み出るように、これから頑張っていきたいというふうに思います。