栃木SCは27日、クラブ公式サイトで「栃木SCに関わるすべての皆さまへ」と題し、代表取締役社長の橋本大輔氏による声明を発表した。

 栃木は同日にホームで行われたJ2第36節で清水エスパルスと対戦し、0-1で敗戦。2試合を残し、J3自動降格圏内の18位以下が決まった。

 橋本氏は「いつも温かいご支援とご声援をいただき、誠にありがとうございます」とした上で「栃木SCの歴史を共に築いてきてくださったすべての皆さまに、心よりお詫び申し上げます」と謝罪。次のように表明している。

「2018年のJ2昇格後、クラブ経営の安定を図りながらチームとクラブの成長に努め、皆さまの期待に応えることを最も重要な目標としてまいりました。しかし、今シーズンは開幕から思うような結果を出せず、途中で監督交代に踏み切りチームの再建を図ってきました。監督交代後には、栃木SCらしい戦いを取り戻しつつありましたが、残留に必要な勝点を積み上げることができず、今回の結果となりました。

 私たちは2016年と2017年のJ3での厳しい経験を深く心に刻んでおり、リーグそのものが成長し、一層困難な戦いが待つ場であることも理解しています。来シーズンは今シーズンの悔しさとこれまで皆さまと共に戦ってきた経験を活かし、強く逞しく戦えるチームとしてJ2に昇格できるよう、全力を尽くしてまいります。

 最後に、これまで栃木SCを支えてくださった皆さまに、改めて深くお詫び申し上げます。このような事態に至ったことを真摯に受け止め、今シーズンを振り返りながら、2025シーズンには皆さまと共にJ2昇格を目指し、準備を進めてまいります。今後も変わらぬご支援、ご協力、そして温かいご声援を賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます」