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 ◇ワールドシリーズ第2戦 ドジャース4ー2ヤンキース(2024年10月26日 ロサンゼルス)

 ドジャースの大谷翔平投手(30)が26日(日本時間27日)、本拠でのヤンキースとのワールドシリーズ(WS)第2戦に「1番・DH」で先発出場。7回の第4打席で四球で出塁後、盗塁を試みた際に左肩を負傷し、試合後、デーブ・ロバーツ監督が「亜脱臼」と明かした。

 大谷は7回1死の第4打席で四球を選んで出塁。2死からT・ヘルナンデスの打席で二盗を試みたが、失敗。二塁ベースへスライディングする際に左手を地面についたが、そこで左肩を痛めたとみられ、その場で起き上がれず苦悶の表情を浮かべた。

 中継では駆け寄ったトレーナーと「肩っすね」「外れた?」「多分」「左」などと会話する声が漏れ聞こえた。

 試合後、ロバーツ監督は負傷について「左肩の亜脱臼」と発表。今後、MRI検査を受ける予定とし「数日で詳細がわかる」と語った。その上で「(左肩の)強さは問題なく、可動域は良好。だから私たちは励まされている」と多少の安堵感もにじませた。

 大谷は試合終了後、約2分で球場を後に。患部のアイシングなどはせず、アイアトン通訳にジャケット、カバンなどを「持ってもらえますか?」と託した。

 チームは第3戦に備え、敵地・ニューヨークに移動するが、クラブハウスのスタッフが大谷のグラブやエルボーガードなど用具を整理してボストンバッグに詰め、ロッカー前に置いた。

 米スポーツ専門局「ESPN」のアルデン・ゴンザレス記者が自身のX(旧ツイッター)で「ドジャースは、大谷翔平の肩の亜脱臼という初期診断結果に『勇気づけられた』が、MRI検査を受けてから詳細が分かるだろう」とし「大谷は今夜、チームに同行せず、ロサンゼルスで検査を受け、明日チームに合流する予定だ」と試合後、ニューヨークへ向かったチームとは別行動をし、精密検査後に敵地へ入るだろうと報じた。

 27日(同28日)は試合がなく、第3戦は28日(同29日)にヤンキースタジアムで行われる。大谷の出場可否に注目が集まる。