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 ◇米男子ゴルフツアーZOZOチャンピオンシップ第3日(2024年10月26日 千葉県 習志野CC=7079ヤード、パー70)

 52位から出た、桂川有人(26=国際スポーツ振興協会)が9バーディー、2ボギーの63をマークし、通算7アンダーの16位に浮上した。

 裏街道から猛チャージをかけた。インスタートの10番でボギー発進も、12、13番で連続バーディーを奪うなど前半は2つスコアを伸ばしてターン。後半に入り、2、3番の連続バーディーで勢いに乗ると、5番からは3連続バーディーを奪った。

 この日は、5つのパー3全てでバーディーを奪取。「こんなこと初めてな気がします。本当にたまたまです。こういう日があるから頑張れる。本当に不思議です」と嬉しそうに笑った。後半のアウト9ホールは怒濤(どとう)のバーディーラッシュで29をマーク。「まだショットも悪いミスとかも多いんですけど、その中で7アンダーで回れたのは凄く自信になりました」と胸を張った。

 4月のISPSハンダ欧州・日本トーナメントで欧州ツアー初優勝を飾り、その権利で5月から同ツアーに参戦。直近5試合連続で予選落ちを喫するなど、ショットで試行錯誤が続いているが「こういうショットが悪い時に試合でプレッシャーがかかる中でパーを拾っていかないといけなかったり、ショートゲームの技も磨けていると思うのでそこはプラスに捉えて、ショットが戻ってきた時に成長したプレーができるんじゃないかなと期待しています」と前を向く。

 今大会10位以内に入れば、米ツアーの次戦の出場資格が与えられる。現在16位でトップ10入りは射程圏内。26歳は「きょうみいたいにひとつでも上っていう気持ちでいきたい」と力強く言った。