構想外となったウォーカー

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 ソフトバンクのアダム・ウォーカー外野手(33)が来季の戦力構想から外れていることが23日、分かった。26日から始まる日本シリーズに出場可能な40人の支配下登録枠から外れる見込み。近日中に帰国するとみられ、そのまま退団する見通しだ。

 昨オフに補強ポイントだった「右の長距離砲」として巨人からトレードで加入したウォーカーは、開幕スタメンをつかむもセ・リーグとは大きく異なるパ・リーグの配球、パワーピッチングに苦戦。序盤20試合で打率1割6分9厘、1本塁打、3打点と振るわず、4月末に二軍降格となった。

 二軍では73試合に出場して打率2割1厘、7本塁打、25打点。人格者で知られる助っ人は、ファーム降格後も周囲に好影響を与える献身性で一軍再昇格を目指してきたが、一軍戦力に加わることは最後までできなかった。