ジャーニーのニール・ショーン(右)とアーネル・ピネダ

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 結成50周年を迎えた米ロックバンド「ジャーニー」が23日、東京・日本武道館で、7年ぶりの来日公演「50TH ANNIVERSARY JOURNEY FREEDOM TOUR JAPAN」(全4公演)の東京公演初日を行った。

 待ちに待った日本のファン8000人が、大歓声で迎えた。ボーカルのアーネル・ピネダ(57)が「カモン! トウキョウ!」とアリーナ席をあおり、2階席には「タノシンデマスカ?」と投げかければ、会場全体が声援で揺れた。ファンの熱意に応えるように、ステージ上でアーネルは時には跳びはね、大盛り上がりの客席に「センキュー ソーマッチ トウキョウ!」とシャウト。ひざまずきながら歌を届けた。

 オリジナル・ギタリストのニール・ショーン(70)もギターをかき鳴らしながら、笑みがこぼれた。

 ライブでは、映画「海猿―ウミザル―」(2004年)の主題歌「オープン・アームズ」、TBS系のWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)の中継テーマ曲「セパレイト・ウェイズ」など、おなじみの大ヒットナンバーが次々と披露され、結成50周年を記念した集大成的な22曲を熱唱。約2時間の公演をノンストップで駆け抜けた。

 同バンドは、1973年にサンフランシスコで結成。75年にアルバム「Journey」でデビューした。ボーカルのスティーブ・ペリー(75)の脱退などメンバーの入れ替えや解散、復活を繰り返し、2007年からはフィリピン出身のアーネルを新たなボーカリストに迎えている。