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地域の移動の足不足をあたたかいコミュニティと共に解決したい。

先日2024年10月15日〜18日に幕張メッセで開催された「Japan Mobility Show Bizweek 2024」。そこに出展していたマツダのブースでは、地域の交通弱者にまつわる問題と、それを少しでも楽しく解決していこうという取り組みを見ることができました。

コミュニティを元気にするためのマツダの取り組み

「前向きに今日を生きる人の輪を広げる」というメッセージを掲げるマツダは、コミュニティを中心とした人のかかわりを大切に、乗れば乗るほど元気になる体験を未来に向けて開発中。

たとえば、路線バスの廃止や住民の高齢化により移動手段が大きく不足している広島県川西地区では、マツダが「支えあい交通」として地域住民を無料で支援。住民はアプリや電話予約で車両を手配し、生活圏内の移動に役立てているのだとか。

マツダが見据えるのは、こうして移動できる「走る歓び」だけではなく、移動中に地域住民同士のかかわりを深める「生きる歓び」までをバックアップ。安全運転をサポートする先進安全技術を搭載した車両での身体的な安心から、コミュニティを通じた心の健康まで地域に貢献しています。

マツダはクルマを通じた社会貢献を模索中

この支え合い交通では、地域でのライドシェア運行の最適化や、安全な運転のためにデータを収集中し活用方法を模索中。

車内カメラで「この道はみんなが楽しい表情をする」とか「この道はみんな不安な顔をするから改善できるかも」といった具合に、利用者の表情や感情に関するデータを集める取り組みもしているのだといいます。

マツダはこうして集めたデータを活用しながら人の波紋を広げていくことを掲げ、乗り物の提供だけではなく社会課題解決に向けて取り組んでいます。

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