50号を放ち、歓声に応えるドジャース・大谷翔平【写真:荒川祐史】

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従来の最高額はマグワイア氏が1998年に放った70号記念球の4億5400万円

 ドジャース大谷翔平投手の「50号記念球」のオークションが22日(日本時間23日)に入札期限を迎え、360万ドル(約5億4700万円=落札時のレート)で落札された。オークション会社「Goldin」によると、手数料込みで439万2000ドル(約6億6727万円=同)となり、記念球の歴代最高額を更新したという。

 大谷は9月19日(同20日)の敵地・マーリンズ戦で自身初の3打席連発を含む6打数6安打10打点2盗塁の離れ業を成し遂げ、史上初となる「50本塁打&50盗塁(50-50)」を達成した。「49-51」で迎えた第5打席で、左翼席へ打球速度109.7マイル(約176.5キロ)、飛距離391フィート(約119.2メートル)、角度27度の一発を放ち、大台に到達した。

 大谷の50号をキャッチしたファンは、球場警備員に連れられて即退席。その後ドジャースから30万ドル(約4500万円)を提示されたものの、拒否して米オークションサイト「Goldin」への出品が決まった。最初の設定価格は50万ドル(約7600万円)とされ、9日(同10日)までに450万ドル(約6億8400万円=落札時のレート)で入札した場合は即決だった。

 日本時間23日午前10時時点では25件の入札があり、最高入札額は210万ドル(約3億1700万円)だったが、終了直前に2件の入札がなされ、230万ドル(約3億4700万円)で延長入札に突入。その後も締め切り直前で入札が相次ぎ、日本時間午後12時30分の段階で300万ドル(約4億5300万円)まで上昇していた。その後も金額は上がり、日本時間午後1時26分に決着した。

 米オークション会社「Goldin」は260万ドルの入札があった段階で自社X(旧ツイッター)を更新。「野球ボールの歴代最高額を更新。しかも、まだ(購入する)時間があります」と伝え、大谷50号が最高額を更新したことを発表した。これまで野球ボールの最高額はマーク・マグワイア氏が1998年に放った70号記念球で、落札価格は300万5000ドル(約4億5400万円)だった。(Full-Count編集部)