大谷翔平の新居情報が流出してしまった(写真/AFLO)

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 引っ越し先への過剰取材を繰り返した一部メディアに対して鉄槌を下した6月以降、日米のメディアは大谷翔平のプライベート取材に慎重な姿勢を貫いている。その最中、またしても新居情報の流出騒動が起きていた──。 

【写真】デコピンを抱っこする大谷翔平と真美子夫人。ホームランを打ちパフォーマンスをする大谷翔平なども

 ムーディーな間接照明の優しい光が、特徴的な木目調の壁紙を照らすベッドルーム。部屋の中心には大きな白いラグが敷かれ、その上には特注なのか、通常よりも巨大な木製の低層ベッドが置かれている。 

《昨日は高級住宅街に出張しての仕事だったんだけど、それが@shoheiohtaniのためだとは想像もしていなかったわ。私たちが作ったベッドで彼が寝るなんて、なんてクールなんでしょう!》 

 10月上旬、アメリカ在住の女性家具アーティストがインスタグラムを更新し、自身が手掛けたベッドの納品を、ベッドルームの写真付きでそう報告した。「@shoheiohtani」とは、ロサンゼルス・ドジャース大谷翔平(30才)のこと。小学3年生からドジャースファンだという彼女が興奮気味に投稿した内容が、思わぬ騒動に発展している。 

「投稿を目にした大谷選手のファンが、インスタにアップされた複数枚のベッドルーム写真から“納品先”の自宅を特定したんです。どうもセレブ向けの不動産会社が過去に掲載していた部屋の壁紙と同じだったりと、いくつか類似のポイントがあったようですね。その情報がネット上で拡散され、大谷選手の“新居”として話題になっています」(在米ジャーナリスト) 

 現地の不動産情報では、物件の販売価格は日本円で約30億円。寝室が6部屋あり、9つのバスルームを備えたプール付きの豪邸だ。ドジャースタジアムまで車で30分ほどの距離に位置し、ビバリーヒルズも近く、多くのハリウッドスターも居を構える高級住宅地だという。 

「セレブの多いその高級住宅地でもひときわ存在感を放つ、スターの大谷選手にふさわしい豪邸と言えます。また、この家具アーティストがデマを拡散して閲覧数を稼ぐような“お騒がせインスタグラマー”ではなく、地道に活動を続けてきた人だったため、“間違いなく新居だ”と信憑性をもって情報が拡散してしまったようです」(前出・在米ジャーナリスト) 

 投稿から約10日後、騒動が過熱したことに気が引けたのか、件のアーティストは投稿を削除した。しかし、火消しとはならず、“大谷の30億円豪邸とその寝室写真”が、ネット上を回遊する事態になっている。 

都内で新たに購入「高級メゾネット」 

 大谷の新居をめぐっては、5月下旬にも大きな騒動があった。ドジャース移籍と結婚に伴い、大谷はロサンゼルス郊外に約12億円の自宅を購入。地元紙『ロサンゼルス・タイムズ』が第一報を伝えると、日本のメディアが後追いした。 

「フジテレビと日本テレビが、現地で積極的に取材をしていました。近隣住民にインタビューするなどし、新居の外観がわかる映像を何度も放送した。これが大谷選手の逆鱗に触れ、ドジャース球団から“取材パスを剥奪された”とも報じられました」(テレビ局関係者) 

 温和な性格で知られる大谷が激怒したのは、愛する家族が危険にさらされる可能性があるからだ。 

「近年、ロサンゼルスでは集団強盗が多発しており、高級住宅地で暮らす富裕層がターゲットになっています。そんななかで、10年総額約1015億円の契約を結んだ大谷選手の住所が特定されれば、強盗などのリスクが高まることは明らかです。 

 ましてや、大谷選手はシーズンの半分を遠征地で過ごします。試合スケジュールは公開されているので、真美子夫人と愛犬・デコピンしかいないときを狙われる危険もあります。大谷選手が気を揉んだのも、当然と言えるでしょう」(前出・在米ジャーナリスト) 

 シーズン開幕当初はドジャースタジアムで観戦する真美子夫人の姿が頻繁に目撃されていたが、新居バレ以降はしばらく公の場に姿を現さなくなった。安全面を危惧した真美子夫人が、外出に怯えるようになったとみる関係者もいた。 

 そもそも今年5月の騒動は、大谷への物件販売を担った不動産会社が、『ロサンゼルス・タイムズ』に情報を漏らしたことが発端とされている。 

「そのままあの新居に家族を住まわせるわけにはいかず、売却を検討しているようです。現在はまだ手放していませんが、夫妻は球団が用意したホテルや、古巣・エンゼルス時代に暮らしていた自宅で生活しているとも報じられました。住環境が落ち着かないなかやっとの思いで見つけた次の新居が、今度は家具アーティストによってバラされたとなれば不憫としか言いようがありません。真美子夫人も、“またか”とショックを受けているのではないでしょうか」(前出・在米ジャーナリスト) 

 今シーズンの中盤から、試合終了後に早々に帰宅することが増えた大谷。家族との時間を優先しているようだが、シーズン中とは違った時間を共有できるのがオフシーズンだ。メジャー移籍後、大谷は例年11月頃に帰国していたが、昨年は移籍交渉や9月に手術した右ひじのリハビリもあり、シーズン終了後もアメリカに留まった。年明けに就労ビザの書き換えのために帰国したものの、滞在は数日だけの弾丸スケジュールだった。 

「今年は結婚後初めてのオフということもあり、真美子夫人とデコピンを伴っての帰国となりそうです。慣れない異国での暮らしや“新居騒動”で、真美子夫人には心労も多かった。昨年よりは多少余裕のあるスケジュールで、帰国する予定のようです」(球団関係者) 

 帰国となれば、夫婦は大谷が都内の湾岸エリアに所有するタワーマンションに滞在するといわれている。 

「独身時代に大谷選手が購入したメゾネットタイプの部屋で、室内にはトレーニングマシンがズラリと並んでいます。真美子夫人やデコピンが過ごしやすいように、大谷選手は部屋の模様替えに着手しているそうですよ」(前出・球団関係者) 

 今オフは同マンションで家族の時間を満喫するであろう大谷だが、今後を見据えて、より暮らしやすい新居を日本で購入したという情報もある。 

「都内に建設中の、超高級マンションの一室を購入したといわれています。完成予定はまだ先ですが、将来、家族が増えることも見越して広い部屋を探していたようです。その部屋も、メゾネットタイプなんだとか」(スポーツ紙記者) 

 球場を一歩出れば、誰よりも家族思いなのだ。 

※女性セブン2024年11月7日号