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 一寸先は闇と言いましょうか、それとも晴天のへきれきとでも言うのでしょうか。日々の生活の中で全く予期せぬことが起こることってありませんか?今回取材に応じてくれた男性も、ある日想定外の事態に巻き込まれ、とんでもないことになったそうです。一体何があったのでしょうか。
◆結婚2年目の仲良し夫婦

 今回話を聞いたのは、証券会社に勤務する高嶺さん(仮名・32歳)です。2年前に大学時代の同級生である映美さん(仮名)と結婚し、現在は映美さんの実家で2世帯暮らしだといいます。

「いわゆる”マスオ”さん状態なのですが、いずれは郊外に戸建住宅を構えることが目下の夢で、妻の映美も英会話塾でのパートに励んでいます。最近夫婦でよく話す話題は、もっぱら子作りです。そろそろ子供も欲しい時期なのですが、いかんせん夜の営みも遠慮がちになっているのも事実なんです」

 高嶺さん夫婦は、映美さんの実家の2階で生活しているそうなのですが、木造家屋のせいなのか、気兼ねなく子作りに励むことができず、それが最近の悩みとなっているそうです。

◆妻の提案でラブホへ行くことに

 ある日、映美さんから「ねえ、久々にラブホへ行かない?結婚前はよく行ってたじゃない。あのインターチェンジのすぐそばのさ」と切り出された高嶺さん。

「結婚前は、第三京浜の港北インター付近にあるラブホを週一で利用していたんですよ。たぶん妻はその開放感や気兼ねなく行為に没頭できていたあの頃を思い出したんだと思います。私も、結構ストレスがたまっていたので、二つ返事で賛成しました」

 そうして、高嶺さん夫婦は久々のラブホツアーに出かけます。当時利用していたラブホは、リニューアルしていて、部屋の設備もグレードアップしていたといいます。

「正直言って大正解でした。周囲に気兼ねなく行為に夢中になれることが最高によかったです。それと、妻とゆっくりと風呂にも入れて充実した時間を過ごせました。これから時々利用したいと思いました」

 高嶺さん夫婦は久々のラブホにとても感動したようで、帰り際にメンバーズカードも発行してもらい、前払いの回数券も購入したそうです。

◆悲劇はガードマンの一言から始まった

 高嶺さん夫婦は、大満足で車に乗り込みラブホのガレージから道路へ出ようとした時、いきなりガードマンに制止されました。どうやら、ラブホの前で道路の舗装工事が始まっていたそうなのです。

 数分待って、ようやくガードマンの制止合図がなくなったので、高嶺さんは道路に出ようと少し前進した際、ガードマンの影になって見えていなかった赤色のコーンが邪魔なことに気づき、窓を開けてガードマンに「すみません、そのコーンを少し右側に移動してもらえますか?」と言ったそうです。

 すると、ガードマンは慌ててそのコーンをどかし、わざわざ運転席に近寄ってきて「ごめんね!もう通れるからゆっくりね」と誘導してくれました。しかし、次の瞬間――。

「そのままゆっくり出ようとした時、ガードマンがまた近づいてきて『あー、この前の人ね。すみませんね、昨日から工事が始まったんですよ。迷惑かけます』と話してきたんです。私は、この人、何か人違いしているなと思ったのですが、それよりおなかが空いていたので気にせずにラブホを出ました」

◆時間差で煮えくり返ってきた妻の怒り

 自宅に向かって走っていると、どうも映美さんの様子がいつもとは違うことに気づき始めます。

「いつもはよく話す妻が、ラブホを出たあたりから急に無口になったんです。すると、『ねえ、あなたこのホテル誰かと来たことあるの?え?誰と来たの?あ、この前、車で会社に行って帰りが遅くなった時でしょ!ねえ、正直に話してよ!』と、どんどんヒートアップするので、急遽一つ前の出口で降りて妻を説得させようとしました」