「4カ月間発電・売電できず」被害額3000万円以上…“銅線ドロボー”タイ人の男4人逮捕 これまでに「90件近くやった」 東京・日の出町

写真拡大

東京・日の出町で5月25日、発電所から193万円相当の銅線ケーブルが盗まれた事件で18日、タイ人の男4人が逮捕された。容疑者の1人は90件近い犯行を自供しており、警視庁は被害総額が1億円に上るとみて捜査を進めている。

太陽光発電所で銅線ケーブル窃盗

東京・下谷署で18日午前、茶色く髪を染めた男の姿をカメラが捉えた。2024年5月に、銅線ケーブルを盗んだ疑いで、タイ人の男4人が逮捕された。

主犯格とみられるのは、ウェイチェークー・プリチャー容疑者(24)だ。

現場となったのは、東京・日の出町にある太陽光発電所で、5月25日午後11時半頃、防犯カメラには犯人たちが門をこじ開け、車で入っていく様子が映されていた。

2人の男が敷地内に侵入し、内側から柵を開けると、施設の方に向かって走っていった。すると数分後、開けた柵から仲間が運転するとみられる1台の車が侵入してきた。

グループによる被害は1億円に上るか

この時、ウェイチェークー容疑者ら4人は、約840mもの銅線ケーブル、193万円相当を盗んだとみられている。

被害に遭った発電所の所有者は、「この4カ月間、発電・売電ができない状態なので約3000〜3500万円くらいの損失」と被害状況を話している。

調べに対し、ウェイチェークー容疑者は「少なくとも90件近くはやった」と供述していて、警視庁は、このグループによる被害が1億円に上るとみて調べを進めている。
(「イット!」10月18日放送より)