パロFCのMF本田圭佑は20日、ブータンプレミアリーグ最終節のティンフー・シティ戦で2ゴールを決め、トップリーグでの得点は通算10か国目となった。

 本田は8月にもブータン王者のパロFCと契約して公式戦2試合に出場。クラブ史上初のAFC国際大会本戦出場を導くなど活躍したが、「ゴールを決められなかったことには満足していない」として1試合限定の再契約を結んでいた。

 すると1点ビハインドの前半32分、PKをゴール右に蹴り込んで待望のゴールを記録した。公式戦での得点はリトアニアでプレーした2021年9月以来3年ぶり。日本、オランダ、ロシア、イタリア、メキシコ、オーストラリア、ブラジル、アゼルバイジャン、リトアニアに続いて10か国目となる国内トップリーグでの得点をブータンで達成した。

 さらに本田は1-2で迎えた後半アディショナルタイム、左からのクロスをペナルティエリア内中央で頭で合わせると、ボールはファーサイドのゴール右へ吸い込まれて劇的な同点ゴールに。すでにチームの4連覇は決まっていたが、今季の敗戦試合を1にとどめる一発が本田から生まれて2-2の引き分けで試合終了を迎えた。

 試合後、本田はX(kskgroup2017)を通じて「ギリギリでしたが、何とかゴールを決めることができました。応援してくれた皆さん、ありがとうございました!」とコメントを発表している。