「兄がシベリアから帰ってきた」 旧ソ連に抑留され死亡した男性の遺骨が遺族に返還 北海道
終戦後、旧ソ連に抑留されて亡くなった佐呂間町出身の男性の遺骨がきのう(2024年10月17日)、遺族のもとに返還されました。
「ありがとうございます」
遺族のもとに返還されたのは、佐呂間町出身の渡井良明さんの遺骨です。
渡井さんは終戦後、シベリアに抑留されて1946年に26歳で亡くなりました。
ロシアのハバロフスク地方で埋葬されていた渡井さんの遺骨は国の遺骨収集派遣団が2018年に収容し、DNA鑑定の結果、返還に至りました。
(良明さんの弟 渡井 靖夫さん)「きょうこんな嬉しい日が来るとは夢にも思っていませんでした。兄がシベリアから帰ってきました。感無量です」
遺族らは黙とうして、良明さんを悼みました。