カレーの本場に逆上陸!

カレーの国に逆上陸を果たしたのが、「ココイチ」の通称でなじみの「カレーハウスCoCo壱番屋」です。2020年にインド1号店をオープンし、トッピングなど組み合わせの楽しさが話題になりました。
小麦粉を混ぜて煮込む日本式の調理法のまま、ルーには動物性の油脂を不使用とするなどベジタリアン向けにアップデート。宗教上の理由から豚肉や牛肉を食べない人が多いため、カレーはチキンやマトン、野菜が中心。ネパール式餃子のモモのトッピングも!

日本では見かけないチキンカツバーガーもラインナップ。カレーソースがたっぷりかかったカツはジューシーで、カレー店らしからぬ本格バーガーです。

メニューにはラーメンもラインナップ。マイルドな味わいのカレースープにチキンカツを浸して、麺をすすれば、日本が恋しくなるかも?
■カレーハウスCoCo壱番屋(かれーはうすここいちばんや)
住所:2nd Floor, Select Citywalk Mall, Saket District Centre
電話番号:011-41727723
営業時間:11〜23時
定休日:なし

牛丼チェーンだけど牛丼なし!?

宗教的に牛肉が禁忌とされるインドは、牛丼不毛の地といえるかもしれません。そこで「すき家」が選んだのは、「すき家の牛丼♪」ではなく「Tokyo Bowls」の標語を掲げること。鶏丼をメインメニューに据え、カレーとともにインドへ進出しました。

さらに日本ではお目にかかれない、その名も「東京ラーメン」が仲間入り。シンプルで滋味深く、どこか懐かしい味わいの一杯です。「インドの秋葉原」とのよび声もあるネールプレイスの駅前に位置しているので、ショッピングといっしょに楽しんでみましょう!
■すき家(すきや)
住所:Ground Floor, Inox Mall, Nehru Place
電話番号:なし
営業時間:11時〜21時30分
定休日:なし

フワフワのライスが必食

黄色いライスの上にのったのは、サクサクそうなフライドチキン。そう、これは「KFC」こと「ケンタッキーフライドチキン」で食べられるビリヤニ・バケットです。日本でも注目度上昇中のビリヤニは、インドなどで食べられているスパイスと肉の炊き込みご飯のこと。スパイシーさが控えめで、フワフワ食感のライスは、きっと日本人好みの味でしょう。

コンノート・プレイスの店舗は、さながらカフェチェーンのような雰囲気です。メニューに加えて、こうした店内の違いを味わうのも、チェーン店の楽しみ方かもしれません。
■ケンタッキーフライドチキン
住所:No 6 & 7, Scindia House, Connnnaught Cir., Connaught Place
電話番号:08042754444
営業時間:11〜23時
定休日:なし

ご当地バーガー界のマハラジャ!?

インドでもとくになじみの飲食チェーンが世界の「マクドナルド」です。評判の各国オリジナルメニューのなかでも、インド限定の「チキンマハラジャ・マック」がその代表格。牛肉の代わりに鶏肉を使用し、ボリューム満点間違いなし!

店内や注文システムは日本と同様です。入口には警備員がいるので、安心して休憩できるのもうれしいポイント!
◼️マクドナルド
住所:10, N Block, Connaught Circus, Connaught Place
電話番号:8588839324
営業時間:11〜23時
定休日:なし

肉々しいままローカライズ

一方、世界的なファストフードチェーンながら、インドに初上陸したのは約10年前と歴史が浅いのが「バーガーキング」です。しかし、近年は各地で急拡大中らしく、それを後押ししているのが「マトン・ワッパー・バーガー」。代名詞の100%ビーフパティのワッパーバーガーのローカライズは、肉々しさとスパイシーな味付けがたまりません!

◼️バーガーキング
住所:No E8, Ground & D Block, Connaught Place
電話番号:011-43509889
営業時間:9〜25時
定休日:なし
都市部で中間層の急拡大が続くインドでは、飲食チェーンがちょっとしたトレンドのスポットになっているそう。お腹を満たしたり、会話にふけったり、パソコン作業に向き合う彼らを眺めていると、観光地とはまた違ったインドの姿が見えてくるかもしれませんよ。

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Text: Minimal
Photo: Ryo Tsuchida

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