マイクロソフトは、クラウドストレージサービス「One Drive」において、今後数週間のうちに検索機能の改善や新たなモバイル向けアプリ、ファイルエクスプローラー向けの色付きフォルダを追加すると発表しました。法人ユーザーは、One DriveでAIアシスタントの「Copilot」が利用可能となっています。

↑写真がもっと管理しやすくなる

 

まず、検索機能の改善は、One Driveに保存されているファイルやフォルダ、共有ライブラリ、チームメイトのフォルダなどを、正確かつ簡単に見つけられるというもの。このアップデートは展開中であり、2024年内に法人ユーザーが利用できると予告しています。

 

また、WindowsファイルエクスプローラーはOne Driveの色付きフォルダーに対応。すでにウェブ版で色付きフォルダを設定している場合は、エクスプローラー側にも反映されます。さらに2025年半ばには、文書ライブラリの体験も大幅に改善する見通しです。

↑色付きフォルダで見分けやすくなる(画像提供/Microsoft)

 

その一方、iOSおよびAndroidユーザー向けの新たなOneDriveアプリも開発中とのこと。こちらは写真を中心にしたインターフェースに再設計され、アルバムや人物の写真、お気に入りを操作しやすくなります。最初はAndroidユーザーに展開され、iOS版は11月にアップデートされる予定です。

 

さらに、AIを活用した写真検索が改善され、自然言語を使用して写真を探すことも可能。例えば、「ボートに乗った○○(人の名前)と彼女の犬」と入力すると、探している写真が出てきます。こちらはMicrosoft 365加入者に向けて展開が始まっており、2025年末までに全てのユーザーに提供される予定。

 

ホーム画面には思い出や旅行、誕生日のイベントも表示。モバイルアプリを使って、他のクラウドサービスから写真を簡単にインポートできるようにもなります。GoogleドライブやGoogleフォト、Dropboxが対象となり、動画やドキュメントも移すことができると言います。

 

このうち個人ユーザーに最も縁が深いのは、モバイルアプリのインターフェース刷新やAIによる写真検索でしょう。写真がもっと管理しやすくなりそうです。

 

Source: Microsoft
via: The Verge