『エルデンリング』のファンに感服! 約500時間をかけて自作した物は…
フロム・ソフトウェアはオープンワールドゲーム『エルデンリング』の舞台となる「狭間の地」を作り上げるのに何年も費やしました。そのファンの1人が約500時間もかけて自作したローポリゴン(粗いポリゴン)版の狭間の地が、ネット上に登場しました。
RedditユーザーのHonzaap氏は、GitHub上に自らの作品を公開。はるか上空から「狭間の地」を見下ろした画面から始まりますが、グルグル回したり、拡大して地上にある地形や建物、モンスターなどを確認したり、一人称視点でゲームの主人公のように世界を歩き回ることができます。
海外ゲームメディアのGamesradar+はHonzaap氏に連絡を取って取材。それによれば、同氏は、ミニチュア化した狭間の地を映像化した「Tiny Eldenring」にインスピレーションを受けたとのこと。「マップ全体でどう見えるか、やってみたかったんだ」と語っています。
マップ内での座標については、lostgamer.ioサイト(ゲーム内のランダムな場所に放り出され、それがどこかを当てるゲーム)と実際のゲーム内マップを組み合わせたとのこと。また、DSMapStudio(フロム製ゲームのマップなどを編集するツール)というプログラムも使い、3Dでマップ全体を検索できるようにした」と述べています。
約5か月の間にかかった500時間のうち、約470時間がマップモデルの作成に費やされたとのこと。ウェブページがモデル全体を一度に読み込むことができなかったため、ウェブに表示されるように設定する時間もかかったそうです。
最も手間がかかったのは、再利用できないモデルの作成だったとのこと。一般的にはダンジョンや要塞、城など、他のパーツが流用できず、ワンオフで作る必要があるものです。
また、一度作れば再利用できる物が多いものの、木や岩などを何百も配置するのはやはり時間がかかります。最も時間がかかったのは王都ローデイル地域で、約1週間を費やしたとのこと。
GitHubによれば、スケルトンやワイバーン、ドラゴン、タートルなどの一部にサードパーティ製アセットを使っているそうです。とはいえ、地形は生成AIを使わず、「すべて私が手作業で作成しました」と述べています。
すごく手間をかけた今回の力作。怖いモンスターに追いかけられないローポリ版狭間の地で一時を過ごすのもよさそうです。
Source: GitHub
via: Gamesradar+