アイドルのライブ会場(maru54/stock.adobe.com)

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ライブ会場で盛り上がり、音楽に合わせてみんなでジャンプ!

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ロックやアニソン、アイドル系のライブではお馴染みの光景だが、今SNS上ではそんなジャンプ行為を禁止する動きが大きな注目を集めている。

きっかけになったのは「オタクへ ウマ娘も死にました。時代は……在宅です。」とイベント会場の模様を紹介したゆいさん(@yui04032009)の投稿。

ゆいさんが訪れたのは、愛知県常滑市のAichi Sky Expo ホールAで開催された『ウマ娘 プリティーダービー Twinkle Circle! in AICHI』。人気絶頂の『ウマ娘プリティーダービー』の声優たちが出演するバラエティーライブイベントだが、会場に張り出された注意書には「ジャンプ行為禁止」の文言が。

ゆいさんにお話を聞いた。

−−ジャンプ行為禁止の注意書をご覧になったご感想を

ゆい:つまらなくなったなぁって感じです。昨年からサイリウムのレギュレーションも厳しくなっていて、比較的新しい層の人に向けて変化しているんだなと。

−−近年、ジャンプを禁止する施設やイベントが増えているようですが。

ゆい:ジャン禁が増えたかはわかりませんが、ルールが厳しくなりすぎている印象があります。ジャンプを禁止しているライブにしか行かない人がジャンプを厄介行為と認識し、ジャンプが禁止されていない現場でも騒いでいることが多いです。そういった方々に合わせていては楽しいものも楽しくなくなってしまうと思うので、ルールを厳しくしすぎるのはいかがなものかと思いました。

−−反響への感想を。

ゆい:禁止を喜ぶ人、悲しむ人両方がいたので複雑な気持ちです。古くからウマ娘を追っている人や、多くのライブに行かれる方が悲しんでいる印象が強かったので、新規よりも大事にすべきものはあるのではないかなと。私としては、ジャンプは音楽に乗って会場の人や演者と一体感や盛り上がりを感じれる素晴らしいものだと思っているのでなくならないでほしい文化です。

◇ ◇

Aichi Sky Expoの利用規約を確認したところ、明確にジャンプ行為禁止をうたう項目はなかったが、たしかに一部のイベント会場やコンサートホールでは近隣住宅への配慮でジャンプ行為を禁止している。

地盤や動員規模によって周辺への影響は大きく変わるので、一概にジャンプ行為を禁止するのはいきすぎかもしれないが大阪西区の京セラドーム大阪では周辺で震度3の揺れが計測されたこともある。

SNSユーザー達からは

「ウマ娘でジャンプ禁止…終わりました」
「サイリウムすら振らない腕組み地蔵勢だから、僕にとっては快適そう。」
「ウマ娘はよくしらないけど こんな禁止だらけのライブって意味あるんか 世の中規制規制って多すぎでしょ」
「ジャンプ禁止って書いてても、結局みんなやってる定期。よっぽど、やばい行為しなければ、注意されることないで。あくまで常識的な範疇で。」

などさまざまな意見が寄せられているが、読者のみなさんはどう思うだろうか。

なおゆいさんによると11月23日に横浜アリーナ(横浜市港北区)で開催されるライブイベント『ANIMAX MUSIX 2024 FALL』にもウマ娘プリティーダービーが出演。こちらはジャンプ行為やサイリウム使用にも比較的寛大ということなので、ご興味ある方はぜひチェックしていただきたい。

(まいどなニュース特約・中将 タカノリ)