ソフトウェア開発者の@whatdahopper氏が、携帯型ゲーミングPCのSteam DeckでmacOSの最新バージョンである「macOS Sequoia」を実行することに成功しています。

Deckintosh has Apple's latest macOS Sequoia running on the Steam Deck | Tom's Hardware

https://www.tomshardware.com/software/macos/deckintosh-has-apples-latest-macos-sequoia-running-on-the-steam-deck



@whatdahopper氏がSteam DeckにmacOS Sequoiaをインストールすることに成功したことを報告しました。@whatdahopper氏はmacOS Sequoiaをインストールした証拠として、macOSを再インストールするためのオプション画面をSteam Deckで表示している様子を写真で投稿しています。





なお、@whatdahopper氏によるとmacOSを再インストールするためのオプション画面が横向きに表示されてしまう理由は「GPUアクセラレーションがないせい」だそうです。

macOSはAMDが設計したGPUマイクロアーキテクチャであるRDNA 2をサポートしており、「NootRX同様に、Steam Deckのハードウェアはほぼ完璧」であるため、Steam Deckはハッキントッシュ(Mac以外のPCでmacOSを動作させること)に最適なデバイスとなる可能性があると@whatdahopper氏は指摘しています。

テクノロジーメディアのTom's Hardwareは「このバージョンのSteam Deck Hackintoshは、SteamOS 3の本格的な代替品として意図されたものではありません」と言及。実際、Steam DeckにmacOS Sequoiaをインストールした@whatdahopper氏も、このハッキントッシュについて「確かに無意味」と語っています。



Steam Deckでのハッキントッシュ(デッキントッシュ)は単なる概念実証のまま終わる可能性もあるものの、長い目で見ればmacOSで遊ぶための最も魅力的で手頃な手段のひとつとなる可能性があり、「技術的成果としては素晴らしいもの」とTom's Hardwareは記しました。